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グレイテスト・ショーマンをDVDで観ました。
多分この映画を観にいった人は、その多くがヒュー・ジャックマンの
ファンの方々だと思います。私も彼の音楽性は、レ・ミゼラブルでも
認めているし、好きな俳優の一人ですが、私がこの映画を観た一番の
理由は、ザック・エフロンの方でした。
とにかく、「ハイスクール・ミュージカル」で初めて彼を見て以来、
あの青い瞳に魅せられたのです。それ以来、普通のドラマやコメディー
映画もいろいろ観てきましたが、やはり彼の歌と踊りをもう一度
じっくり観たかった。
12年ぶりに観た彼が共演するミュージカルは、大人の魅力が増して
いました。最近の映画では肉体美を強調したものが多かったのですが、
私はやっぱり、彼の目線にとろけます。
で、この"The Greatest Showman"の話に戻すと、これは、P・T・
バーナムという、アメリカに実在した興行師の物語なんですね。
幼いころ、父親が仕事で出入りしていた裕福な家庭の娘と恋に落ち、
身の程知らずと認められないながらも、彼女と結婚し、ささやか
ながらも幸せな家庭を築きます。ミシェル・ウィリアムズが妻の役。
でも、彼の心の中には、いつか大きい仕事をして、彼女の両親を見返し
たいという思いがあり、試行錯誤の上、一風変わった個性豊かな人材を
集めてサーカスのような舞台を公演するに至ります。
その相棒に選んだのが、ザック・エフロン。彼の口利きもあり、有名に
なったバーナムは、イギリスの女王に謁見する機会を得、そこで歌姫の
レベッカ・ファーガソンに出会い、家庭に波が立つことになります。
彼女はスウェーデン出身の女優で、そう言えば、イングリッド・バーグ
マンを思わせる、堀の深い超美人女優です。どこかで見たことがあるな
と思ったら、トム・クルーズのミッション・インポシブルに出てましたね。
ということで、思い切り豪華なキャストで構成されたミュージカルです。
「ラ・ラ・ランド」には負けるけど、あの映画の作曲家たちが再び集ま
って作ったミュージカルだけに、見ごたえ、聞きごたえたっぷりです。
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ラ・ラ・ランドが受賞しまくってます。
9月のベネチア国際映画祭では、エマ・ストーンが女優賞。
同じくトロント国際映画祭ではピープルズ・チョイス賞。
10月のハンプトンズ国際映画祭でも視聴者賞。
11月のハリウッド映画賞では、プロデューサー賞と撮影賞。
12月のニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞。
同じく放送映画批評家協会賞では、作品賞、撮影賞、編集賞、
美術賞、作曲賞に加え、デイミアン・チャゼルが監督賞と脚本賞。
1月のパームスプリング国際映画祭では、バンガード賞。
ゴールデン・グローブ賞でも7部門で受賞。
また、アメリカ製作者組合賞(PGA)も受賞。
全米映画俳優組合賞(SGA)では、エマ・ストーンが主演女優賞。
2月のサンタバーバラ国際映画祭では、ライアン・ゴズリングと
エマ・ストーンがともに優秀演技者賞。
そして、最新ではデイミアン・チャゼルが史上最年少で、
アメリカ監督組合賞(DGA)受賞。
これを受賞した者でオスカーを逃した人は殆どいないと言われる賞。
後は最多14部門にノミネートされたアカデミー賞の発表を待つのみ。
デイミアン・チャゼルの作品で印象的というか、鋭い映画だなと
思ったのは「ウィップラッシュ」。高校時代の自らの経験が元に
なっているという、才能あるドラマーとスパルタ音楽教師の葛藤を
描いた映画。あまりにも残酷で後味はよくなかったけど、人の心の
底にある物をあぶり出すような感じだった。
今回のようなミュージカルは映画界ではとかく軽く見られがち。だから
オスカーで作品賞を受賞した記憶に残る作品も、18年も前の「恋におちた
シェイクスピア」まで遡る。
私は個人的には、"La La Land"の方がずっと好き。だって、夢を追いかける
若者たちのピュアな恋心は、忘れ去っていた胸のときめきを思い出させて
くれるから。あのラストで、「もし〜〜〜たら」の場面が走馬灯のように
駆け巡るシーンは、何とも胸が痛い。
あなたにも過去の人生において、そんな経験ありませんか?
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ミュージカル映画「ナイン」の評判は賛否両論分かれましたが、エンターテイメントとしては楽しめたと思います。アカデミー賞では、ペネロペ・クルスの助演女優賞を始め、衣装デザイン賞、オリジナル歌曲賞、美術賞の4部門にノミネートされた、目と耳に訴える華やかな作品です。
”Nine”は、ダニエル・デイ・ルイス演じる、イタリアの映画監督が、新作品の撮影を間近に控え、脚本も用意できていなければ、何のアイデアもわかず、キャリアにも人生にも苦悶する様子を、彼を取り囲む複数の女性たちを軸に、歌と踊りで描いているものです。
女優たちの顔ぶれは半端ではありません。年配のジュディ・デンチのミュージカル・シーンにはちょっと抵抗がありましたが、母親役の往年の大女優、ソフィア・ローレンは貫禄もの。ペネロペ・クルスが愛人役で、マリオン・コティヤールが正妻の役というのは納得のキャスティング。一部には、Penelope Cruzではなく、Marion Cotillardがノミネートされるべきだっという意見もあり、理解できました。彼女は歌がうまい。
ジャーナリスト役のケイト・ハドソンのミュージカルシーンも見もの。二コール・キッドマンは相変わらず美しい。そして、これだけの女優たちがそろう中、歌と踊りでは一番本筋といえる、ステイシー・ファーガソンも加わり、フィナーレで全ての演者がそろうシーンは圧巻。とにかく見て楽しめるミュージカル映画です。
オスカー関連のミュージカルを二つ見ました。一つ目は、アカデミー賞主演男優賞に輝いた、ジョニー・デップの「スウィーニー・トッド:フリート街の悪魔の理髪師 ”Sweeney Todd"」。もう一つは、アカデミー賞オリジナルソング賞で、3つの曲がノミネートされた、エイミー・アダムスの「魅せられて ”Enchanted"」。
まずは、Jonny Deppの「スウィーニー・トッド」から。血しぶきあふれるミュージカルで、見ようかどうしようかと迷いましたが、殆どブラック&ホワイトの中に鮮血が現れるので、むしろ芸術的というか、あくまでも非現実的で、絵を見ている感じで、そんなに生々しいものではありませんでした。私は、同じ血なまぐさい映画では、アカデミー賞ベスト作品賞をとった、「ノーカントリー」より好きです。
どうしてかというと、「フリート街の悪魔の理髪師」には人間的な愛憎のドラマがあるからです。"No Country for Old Men"は、それこそ冷血非常の、ただの殺し合いで、あまり感じるものがありませんでした。個人的には、どうしてこの映画が最優秀作品賞に輝いたのかわかりません。それにひきかえ、”Sweeney Todd" にはドラマがあります。愛するものへの思いがあり、最後は特に悲しい結末が待っています。
ちょっと暗くなったので、今度は全く正反対のミュージカル映画「魅せられて」の話。この映画はディズニーの作品で、これも最初は、子供向けかなと思い、見ようかどうしようか迷いましたが、Amy Adamsがどうしてこの作品で、アカデミーにノミネートされなかったんだろうという、批評家がたくさんいたので、それなら見てみようと思いました。
”Enchanted"は、ディズニーアニメが突如、ニューヨークのタイムズスクウェアに舞い降りてくるという設定で、現実のブロードウェイ・ミュージカルの中枢に、おとぎの国が出現というのはおもしろいと思いました。エイミー・アダムスは確かに歌えます。そして仮想の世界の純真無垢なお姫様の役を実にかわいらしくこなしています。
「魅せられて」を見ると、とても気持ちが軽く暖かくなります。結婚○○年にもなると、忘れてしまった出会いのときめきを、ほんのわずかに思い出させてくれる映画です。ファミリー映画だけでなく、デート映画にもいいと思います。あのカーテンで作る色とりどりのドレスには、思わず微笑んでしまいます。
サンクスギビングも終わり、この日曜日は、また空の旅が混みあう帰省ラッシュ。でもその前に、感謝祭翌日の金曜日は、アメリカでは小売店が1年中で最も売り上げが期待できる、「ブラック・フライデー」と呼ばれています。このブラックとは、もちろん「黒字」の意味。早いお店では、木曜日から金曜日に切り替わる深夜にセールを始めるところもあり、クリスマス商戦が加熱します。
実際に、巨大ショッピングモールへ向かう交通ラッシュもできるくらいで、金曜日は高速道路でも、一般道でも、あちこちで買い物を急ぐ人たちの焦りによる交通事故が起こりました。気をつけたいですね。さて、映画の話に戻って、タイトルにあるように、私は例年通り、大きい七面鳥を焼きました。ゲストがあるときは、これを焼いている間にも他の品々を作るのに忙しいのですが、今年は3人家族だけなので、ターキーを仕込んでオーブンに入れたら、少し余裕。
その間に、時々七面鳥の様子を見に台所に経っていくのが気にならない、気楽な映画を見ることにして、借りてきたのが、”Hairspray"。これは、1988年に作られた映画のリメイクで、John Travoltaや、Michelle Pfeifferが出演しています。60年代の人気テレビ番組のダンスメンバーに欠員ができ、太ったティーンの女の子がオーディションに行き、その場では返されるも、後にメンバーになって人気を博すると、スターメンバーの子は面白くなく、逆襲に出るというもの。
設定が60年代なので、黒人のことをニグロと呼び、ダンスの機会を月1回に限られたり、差別を受ける時代背景もあります。また、オリジナルの「ヘアースプレー」では、主演のティーンの母親役は、実生活でも性転換をしていた女優(男優?)が演じていたそうですが、「サタデーナイト・フィーバー」の「ジョン・トラボルタ」の代わりようを見るのも面白いです。ミッシェル・ファイファーも意地悪な役にはまってます。
さて、お店でのショッピングがピークを迎えた金曜日の後、もう一つの「ブラック・デー」がやってきます。「サイバー・マンデー」。皆さんもネットでお買い物ですか?
舞台と映画の関係も同じで、どちらかが先に出て人気を博し、あとで脚色されて舞台なり、映画になるということがよくあります。舞台でやはり面白いのはブロードウェイ・ミュージカルですね。ニューヨークのブロードウェイに行くと、大小さまざまな劇場がひしめき合って、熱気と興奮が伝わってきます。
クラシックなものから行くと、やはり大御所は、1961年のウエストサイド物語
。Natalie Wood と George Chakiris 主演で、10部門においてアカデミー賞を受賞しました。舞台でも上演されました。
それから、日本でも劇団「式」の公演を見に行って感動しましたが、1985年には、Michael Douglas 主演で映画になった、コーラスライン
。こちらは、アカデミーの3部門でノミネートされました。ブロードウェイでも定番のミュージカルなのでしょっちゅう後援していますが、この間、沖縄出身の小さな日本人女性がメンバーになって、がんばって舞台に立っていることを知り、うれしく思いました。
そして最近では、2005年に出たプロデューサーズ
。さえない舞台のプロでユーサーと、神経質な会計士が組んで、わざと駄作を作り、金儲けを企てる話ですが、ここで面白いのは、舞台の名コンビ、Nathan Lane と Matthew Broderick が映画でも共演したということ。普通はキャストがそっくり変わるんですよね。
あなたも本場のミュージカルを見てみたくなりましたか?でも先立つものは・・・ですね。2100円で海外旅行する方法!
というのもありますから、参考にしてみてください。
⇒ 管理人 富樫 (09/26)
⇒ tagoo@アクションSF映画予告編まとめ (05/26)
⇒ 紀平 光太 (10/11)
⇒ さし絵テラ (06/03)
⇒ starfield (04/02)
⇒ starfield (02/12)
⇒ starfield (02/05)
⇒ 履歴書 (04/10)
⇒ グッチ ドレス (04/03)
⇒ ブランドコート (03/21)