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ワルシャワ・ゲットーのドキュメンタリー映画 ”A Film Unfinished"
JUGEMテーマ:映画

ワルシャワ・ゲットーというのは、第2次世界大戦中に、ナチス・ドイツが設けた、「ユダヤ人隔離地域」のことですが、中でもポーランドのワルシャワ・ゲットーが最大級の規模で、約40数万人のユダヤ人が入れられたそうです。

映画”A Film Unfinished"(プレビューをどうぞ)は、ナチス・ドイツが当時の様子を、収容所に入る前のユダヤ人の普通の暮らしから、絶滅を目的とした抹殺が行われるまで、ドキュメンタリー映画に収めるべく、収録を開始し、未完に終わったフィルムを、当時の生存者の解説を交えて、再構成した映画です。

ワルシャワの限られた場所をユダヤ人隔離地域とするために、そこに住んでいたポーランド人を外に出して、他の地域に散らばっていたユダヤ人を、ごくわずかな場所に押し込めたのです。その為に、大きな家に住んでいた人のところへ、見ず知らずの何家族もが雑居することになります。

地震で家をなくした人のために、住まいの一部を提供するのとはわけが違います。そこで与えられる食事は劣悪を極め、不衛生な中、次第に疫病が蔓延していきます。道端に死骸が転がっていても、人々は気に留める余裕もありません。それでもまだ、そこには人間的な暮らしがあったかもわかりません。

やがてユダヤ人の全ては、ご存知の通り、「民族絶滅収容所」へと送られていきます。フィルムの始めの頃撮影された人たちの普通の肢体が、収容所送りが始まり、次第に餓死寸前の骨と皮状態に変わりつつあるのが、目で見て取れます。

映画の中のドキュメンタリー部分を実際に撮影していた人が、神妙な面持ちでインタビューに答え、また生き延びたユダヤ人たちが、そのドキュメンタリーフィルムを映画館で観ているときの表情がクロースアップされるのですが、中には嗚咽して顔を背ける人もいました。

この映画は、サンダンス映画祭で、ドキュメンタリー映画編集賞を受賞しています。

| mikaeiga | 04:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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