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700年後の人類の未来を描いた映画”Wall−E”
JUGEMテーマ:映画

  ”Wall-E" が劇場公開されたとき、子どもといっしょに見に行きたかったのが、子どもはさっさと友達と見に行ってしまい、機会を逃してしまいました。DVDになったので早速鑑賞。評判どおりのいい映画でした。これは半ばアニメになっているものの、小さい子供が見ても本当の意味はわからないのではないでしょうか。

時は、700年後の未来。高層ビルの間には、うず高く積まれたスクラップの山。その中で一台のロボットが、盛んにスクラップをおなかに詰めては圧縮し、その塊をどんどん積み上げていく。周りには誰もいないと思ったら、一匹のゴキブリが存在する。このあたり、人類が滅びても生き延びるとされている証。このロボットの家は、大きなトラック。砂嵐が来たり、夜になると入り口を閉じてこもる。

中ではちゃんと電気がついて、映画も写る。人もいないのになぜ電気があるのかと思いきや、太陽電池を使っている様子。来る日も来る日もスクラップをして働く平凡な毎日に突如宇宙船が到着。中から一台のあたらし目のロボット"Eve"が舞い降りる。このロボットの使命は、廃墟と化した地球に生命が宿っていないかを確かめること。そうすれば、700年前に地球を見放して別の宇宙に住む人間たちが帰ってこられるから。

そして生命は見つかる。一本の草が芽を出していたのだ。これを見た瞬間、私の脳裏をよぎったのは、広島の焼け跡。もう二度と草木は生えないと思われていた土地に、新たな生命を発見したときの人々の喜びはいかばかりだったろうと思う。ともかくこの新しい命をもって、「イブ」と「ウォーリー」は人間の待つ宇宙へ向かうのだが、そこにいる人間たちは、テレビ漬けで、食べて寝ることしかしていないため、全員肥満体。このあたりはアメリカ人の皮肉たっぷり。

この2台のロボットには、単に機械ではなく、人間の感情が宿っているところがミソ。二人の友情とロマンスが見ているものをほっとさせる映画なのでした。おすすめです。

| mikaeiga | 08:17 | comments(0) | trackbacks(1) |
アメリカの就職難を象徴した映画「アウトソース」
JUGEMテーマ:映画
 

アメリカの経済危機は、まだ底が見えていません。地元の大手銀行である、ワシントン・ミューチュアル銀行は、自己破産して、JPモーガン・チェースに吸収されましたが、いよいよ社内整理が始まり、3千人の解雇を予告しています。ワシントン州の収入も激減しているため、公立の大学に当てられていた予算を、今後2年間で6億ドル削減するとのことです。

今度の大統領に選ばれたオバマ氏は、これからかなり厳しい舵取りを迫られ、スピーチの中でも何度も自国の産業の保護を唱えていましたが、中国に代表されるように、製品の数多くは海外の請負に任され、サービスまでもがアウトソーシング化しているのが現状です。

私が使っているHPのコンピューターが故障したときも、テクニカルサービスを受けるために電話をした相手はインドでした。もちろんこちらの負担はありませんが、カスタマーサービスの電話が直通でインドにかかるんですね。当然時差がありますから、先方は24時間シフトで動いているわけです。

こんなアウトソースの現状を映画化した人がシアトルにいます。John Jeffcoat という人で、彼が製作した ”Outsourced” という映画は、シアトル国際映画祭でも上映され、注目を浴びて、「ゴールデン・スペース・ニードル賞」を受賞しました。

どんな映画化というと、アメリカ製品をネット販売する会社のセールスマンが、ある日突然解雇を言い渡され、自分の仕事が全てインドで請け負われるようになることを知ります。しかもこれからインドに飛んで自分に仕事をとることになる人々を訓練するように命令されるのです。

いやいやインドに飛び、カルチャーギャップに悩み、それでも仕事の訓練を始めるうちに、次第に自分がインドの文化や人々になじんでいくのがわかります。失ったものも大きいけれど、得たものも大きいといった感じの、コメディードラマですが、地元の映画人の作品ということもあってか、共感できる映画です。
| mikaeiga | 08:30 | comments(0) | trackbacks(4) |
ジョージ・ブッシュ大統領をからかった、ポリティカル・コメディー映画 「W]
JUGEMテーマ:映画
 
オバマ氏は、ホワイトハウスを訪れ、ブッシュ大統領と今後の政権交代について少し話し合ったようです。その間、ファーストレディーのローラとミッシェルは、ホワイトハウスでの子育てについて意見を交換したとか。これからオバマ氏の娘さんたちの通う学校では、厳密な警戒の元、教室には常にボディーガードが入ることになるわけですね。私は教員をしているのですが、ボディーガードつきの子弟は、あまり歓迎したくないです。

アメリカにはコメディー映画が多いですが、現職の大統領が題材にされているということからしても、以下にその政権が批判の多い、お粗末なものであったかということがわかるでしょう。タイトルは、ニックネームを取って、”W.”。いつも感心することですが、現存する人物の映画を作るときは、極力本人の姿かたちや雰囲気を備えた役者が起用されます。この「W」でも、ブッシュ大統領にそっくりというわけにはいきませんが、話し振りや身のこなしは、さすがに俳優さんがよくとらえています。

ブッシュ大統領を演じたのは、Josh Brolin ですが、周りのスタッフもよくそろえています。ローラ・ブッシュ役のElizabeth Banksに、バーバラ・ブッシュ役のEllen Burstyn。父で元大統領は、James Cromwell。チェイニー副大統領を演じる、Richard Dreyfussもそっくりなら、ライス国務長官のThandie Newtonも、髪型とメークで、かなり雰囲気が出ています。

サンディー・ニュートンを初めて見たのは、「ミッション・インポシブル2」でした。それから、アカデミー賞を取った、「クラッシュ」。最近では、やはりコメディーで"Run Fatboy Run”にも出ていましたが、今回のは全く違うキャラクター。「W」では、ジョージ・ブッシュの学生時代から、飲んだくれを経て、テキサスレンジャーズのオーナーから、政界入りし、現在に至るまでを描いていますが、爆笑するのではなく、苦笑いを繰り返すコメディーになっています。

大統領や選挙を題材にした映画で記憶に残るものを下に挙げますので、まだ観てない物がありましたら、参考にしてください。

| mikaeiga | 09:41 | comments(0) | trackbacks(2) |
英雄抒情詩「モンゴル」に見る賢婦人
JUGEMテーマ:映画
 

アメリカの第44代大統領が選ばれました。大半の予想通り、アメリカ史上初の黒人大統領の誕生です。民族の壁を越えて、まさしく次世代を担う、期待の星です。8年ぶりに民主党政権に戻ります。もう皆さんもご存知だと思いますが、オバマ夫妻はともにハーバード・ロースクール卒。私は始め、学校で知り合ったのかと思ったのですが、後から卒業したオバマ氏が既に法律事務所で仕事をしていたミッシェルさんを見初めたんですね。でも彼女も最初はつれなく扱い、そのうちオバマ氏の市民に呼びかける話し振りに納得して、お付き合いが始まったとか。

名を成す人の陰には、必ず強くて賢い婦人が見え隠れします。今日の映画は、かつて世界最強といわれた一大帝国、"Mongol”を築いた、チンギスハンを描いた作品「モンゴル」です。昔の日本と似て、幼いころからいい名づけを決められる子どもたち。たった9歳のテムジンも、父に連れられて、嫁探しのたびに出るのでした。でも選んだのは、テムジンではなく、女の子のボルテの方。

そして5年後に結婚するため戻るはずが、旅先で毒を盛られた父がなくなり、敵は幼いテムジンの命まで奪おうとします。何とか危機を逃れ、助けられ大人になってから、やっとボルテを迎えにいきますが、過去に因縁のある部族に妻を奪われ、叉取り返しに。そして自分の部族を形成するのですが、部下の過ちから、かつての盟友と戦うことに。負けて奴隷になり、長年独房で人目にさらされるのです。これを助けるのが、一人で子育てをしてきたボルテ。

もう離したくないはずの夫に、「今のモンゴルは昔のモンゴルではない」と、暗に改革への挑戦を示唆するんですね。そしてついにモンゴル統一に成功するチンギスハンの役を演ずるのが、日本の浅野忠信さん。民衆に公平で、家族を守る姿。本当にかっこいい。カンヌで大賞を取れなかったのが残念。

かつてクリントン氏が大統領になるとき言っていました。自分は今の生活で十分だ。でももっと世の中をよくしたい。だから大統領になるんだと。クリントン政権中に、国の財政は赤から黒に変わりました。オバマさん、ご健闘を祈ります。



| mikaeiga | 12:20 | comments(0) | trackbacks(3) |

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