ファラ・フォーセットとマイケル・ジャクソンが同じ日に亡くなるなんて!
2009.06.26 Friday | category:Misc.
JUGEMテーマ:映画
ファラ・フォーセットが6月25日、サンタモニカの病院で62歳で亡くなったかと思えば、同じ日の午後、マイケル・ジャクソン が、ロス・アンゼルスで、心臓発作により50歳の若さで亡くなるという、大物エンターティナーの男女二人の突然の死に驚いています。
このブログは映画ブログなので、Farrah Fawcett に焦点を当てることにします。彼女はテキサス出身で、高校時代に学校の美人コンテストで優勝したことからスカウトされ、ロスに移り、テレビコマーシャルやドラマの端役に出演し始めました。
赤い水着のポスターが8百万部売れたことで大ブレイクし、ケイト・ジャクソン、ジャクリン・スミスとともに、「チャーリーズ・エンジェル 」に出演し、スターダムにのし上がります。でもこのときの1話の収録に1万ドルしかもらえず、当時の夫の束縛もあり、ファラ・フォーセットは翌年の出演を拒否。でも契約違反になるとかで、次の2年は、全部で6話にしか出ませんでした。
それでもゴールデン・グローブ賞のテレビ部門にたびたびノミネートされ、女優の地位を固めます。私生活では最初の結婚に失敗した後、最期を看取ってくれたRyan O'Neal と同棲しますが、また別れた後で親しくなったプロデューサーにひどい暴力を受け、数年後には母が死に、自身もガンを宣告されと、転落の一途をたどります。
この間、ライアン・オニールとは、くっつぃたり、離れたりを繰り返し、また二人の距離が近づいたときに、ファラ・フォーセットは息絶えたのです。どんな人生を歩むにしても、終わりよければ全てよし。最後に自分を一番理解してくれる人のそばで人生を終えることができたファラ・フォーセットは、幸せだったでしょう。
お二人のご冥福を心よりお祈りします。
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クリント・イーストウッドの老年の魅力が光る「グラン・トリノ」
2009.06.19 Friday | category:Drama
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クリント・イーストウッド
監督の”Gran Torino"がどうしてアカデミー賞をかすりもしなかったのか不思議です。アカデミー賞の前後には、数多くの映画評論家が、自分ならこの映画をノミネートするとか、ノミネート後には、アカデミー賞に見過ごされた本当に値打ちのある映画だとかいうリストで、必ず名前が挙がっていた映画作品です。「グラン・トリノ」は、Clint Eastwood演じる、朝鮮戦争退役軍人が唯一宝としている、1972年物の、ミント・コンディションの車。映画は、イーストウッドの奥さんのお葬式に始まり、やもめになった彼と、離れてクラス息子夫婦との距離を描き、またミシガン州デトロイトの労働者階級の暮らす住宅街が、移民の街になってしまい、近所づきあいもうまくできない孤独な老人像を浮き上がらせます。
隣に住むベトナム人ティーンのタオ少年は、ギャング化した従兄弟にいつもから飼われ、悪の道に誘われ、いやとは言えずに、イーストウッドのグラン・トリノを盗もうとします。でも見つかり、そのお詫びをしようとするベトナム人の家族との交流が始まるわけです。タオには活発な姉がいて、イーストウッドともうまく交流できるようになりますが、ある日事件は起こります。
ギャングに目を付けられたタオとその姉と家族を守るためには、最後の手段しかないと考えたクリント・イーストウッド。血を分けた家族よりも、晩年には心の交流があった移民の家族。遠い親戚よりも近くの他人。何となく、現代の核家族の心の隙間や、人を思いやる心の温かみを感じさせる、とてもいい映画でした。イーストウッド監督最後になるかもしれないと言われた、「グラン・トリノ」。見る値打ちありです。
タイタニック黄金コンビが復活した「燃え尽きるまで」
2009.06.12 Friday | category:Drama
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「タイタニック
」ではまだ青かった、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが再びコンビを組んで、夫婦の危機を描いた、”Revolutionary Road”を観ました。 Kate Winslet と、Leonard DiCaprioは、共にゴールデングローブ賞のドラマ部門主演女優賞と主演男優賞にノミネートされ、ケイト・ウィンスレットが見事に主演女優賞を受賞しました。ちなみに Kate Winslet は、”The Reader
”でも、ゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞しており、ダブル受賞となっていますが、アカデミー賞では、「愛を読むひと」での主演女優賞だけでした。「タイタニック」から11年の時が流れ、人生経験もつんだ二人が演じたのは、1950年代のコネティカット州郊外に住む、周りからはうらやむような理想の若いカップル。として始まるのですが、映画初めからすぐ二人の口論が幾度となく描かれ、外から見るのとは裏腹に、夫婦の危機が迫っていることを浮き彫りにしています。
レオナルド・ディカプリオが演じるフランクはニューヨークに仕事にでかけ、たいしておもしろくないけれど、余裕のある生活が出来る環境。でも女優の夢を捨てきれずに、二人の子育てに終始しているケイトが演じるエイプリルはおもしろくありません。そこで彼女は、かつてフランクが訪ねたことのあるパリに移住して、新生活でやり直すことを思いつきます。
そんなときに立ちはだかったのが、エイプリルの妊娠。思いつめた彼女がとった行動とその結果がもたらしたものは悲惨でした。この映画の前半の夫婦の言い合いを聞いていると、エリザベス・テイラー" target="_blank">エリザベス・テイラーの「バージニア・ウルフなんかこわくない 」を思い出します。
夫婦のいさかいはどこの誰にでもあるもの。それを収めるのも当事者の夫婦次第。ちょっと現実を考えさせる映画でした。
ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンの「ラスト・チャンス・ハービー」
2009.06.05 Friday | category:Drama
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ダスティン・ホフマン
とエマ・トンプソン
という性格俳優が円熟味のある演技で、熟年カップルの恋を描く、"Last Chance Harvey”は、若い人向きではありませんが、なかなか味のある映画です。ハービーを演じる Dustin Hoffman はニューヨークで広告音楽を担当するも、上司から解雇を匂わせられる。おもしろくない気もちで向かった先は、既に離婚して離れている娘の結婚式が行われるロンドン。ここでもあまり歓迎されていないことを知り、早々にニューヨークに戻ろうとするも、飛行機に乗り遅れて足止め。
そんな時空港で働く Emma Thompson と知り合う。結婚したことのない中年の独身女性のケイトは、新しい恋を求めるも、空回りばかりして寂しく暮らしている。そんな二人が初めは躊躇しながら次第にひかれていく。
ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンは、共にゴールデングローブ賞の、それぞれ主演男優賞と主演女優賞にノミネートされていました。結婚離婚を繰り返すことが日常茶飯事の国で、本当のソウルメイトを見つけるのはなかなか難しい。でもいくつになってもあきらめない。きっとチャンスはめぐってくるから。恋は若い人たちだけのものではありませんね。
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