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"The Edge of Heaven"に見る、愛のかたち。
JUGEMテーマ:映画
2007年度の映画作品、”The Edge of Heaven”を見ました。ちょっと骨のある映画でした。各地の映画祭でたくさん受賞しており、カンヌ映画祭では、脚本賞を受賞しています。原題は、”Auf der anderen Seite"。邦題は、「そして、私たちは愛に帰る」となっていました。

英語のタイトルからして、Heavenとあるので、誰かは死ぬという設定であることは予想できます。舞台は、ドイツとトルコ。ドイツの大学教授は、やもめの父親が街の売春婦を家で囲い始めることに反発します。でも彼女がトルコに住む大学生の娘に仕送りをしていることを知り、見方を変えます。

ところが父親の短気が彼女を事故死させ、何とか娘を探し出そうとトルコに行くのですが、行き違い。一方娘は過激派の一員。警察に追われ、ドイツに逃げますが、政治亡命は許されず、知り合った学生を巻き添えにして、また事故は起こります。

私が共感を覚えたのは、この学生の母親の態度。始めは亡命者を家に置くことに反対だったのが、自分の娘が求めていたことを果たしてやろうと、最後には彼女の応援をします。

皆さんは、カンボジアで初めての民主的な選挙が行われるために、どれだけのボランティアが危険を冒して手伝ったことを覚えておられますか?その中の一人の若者が亡くなりました。たまたま日本で同じ町に住む人でした。父親は、その後、カンボジアに赴いて、ボランティア活動に加わったのです。ただただ、息子の気持ちを汲み取りたかったために。




| mikaeiga | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
「天才のひらめき」は真実の勝利を導いた実話
JUGEMテーマ:映画
「天才のひらめき」原題”Flash of Genius”を見ると、今は落ち目の自動車産業の、おごり高ぶっていた時代の残骸が見られ、非常に面白い。ミシガン州デトロイトといえば、アメリカ一の車の町。

Greg Kinnear 演じる、有名大学の工学博士は、暇を見つけて発明するのが好き。ある雨の日、(その昔は今のような機能を持つワイパーがなく)、間隔をあけて動くワイパーがあれば便利がいいのにと、ふと思いつきました。

そこで早速製作に取り掛かり、試作品を完成。知り合いを通じて、「フォード」のトップや技術者にも会い、その製品の有効性をアピール。いけそうだとわかって商品化に乗り出すのでした。でも数ヵ月後にフォードはこの件から降りると言い出します。

ところがところが、忘れた頃のある雨の降る夜、博士は自分が発明したはずのワイパーをつけたフォード車が走っているのを見るのです。自身の名誉をかけて、フォードを訴える博士。フォードは何度となく、お金で片付けようとしますが、頑として譲らない博士は、弁護士も雇わずに法廷に臨みます。

私は、”As good as it gets ”のグレッグ・キニア がとても魅力的でしたが、”Flash of Genius ”では、まったく違う役どころを見事に演じています。
| mikaeiga | 06:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
"Walts with Bashir" はユニークなアニメ・ドキュ・ドラマ
JUGEMテーマ:映画

イスラエルの映画監督が、昔ともに戦った仲間たちにインタビューをしながら、戦争の記憶をたどっていく様子を、大人用のアニメで、声はすべて本人たちが吹き込むという、きわめて特異なスタイルの映画で、どのカテゴリーに入れていいものか迷った挙句、判断がつかず、「その他」に入れてしまいました。

原題は、”Vals Im Bashir”で、英語のタイトルは、”Walts with Bashir”となっています。ある夜、バーで男性が監督に、毎夜のごとく悩まされている悪夢について語るところから映画は始まります。

この男性の見る夢には、いつも26匹の犬が現れ、彼に吠え立て、近づいてくるのです。いつも同じ数の犬なのです。これはどうも、1982年当時の、イスラエル軍によるレバノン侵攻と関係があると思い、監督は当時同じ戦地にいた仲間たちを訪ねインタビューを重ねていきます。

監督自身その場にいたはずなのに、どういうわけかその間の記憶が飛んでしまっているのです。これは、過度の恐怖や思い出したくないつらい目にあった人たちによくある症状だそうですが、インタビューを繰り返すことによって、次第にその記憶の点が線へとつながっていきます。

そして最後に女性たちが泣き叫びながら街中を歩いている姿が、突然実写に変わったときには、体に震えを覚えました。この映画は、アカデミー賞外国映画賞受賞のトップランナーだったのですが、惜しくも日本の 「おくりびと 」に賞を譲ってしまった映画です。

| mikaeiga | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
第2次世界大戦時に本当にあった勇気ある抵抗の物語”Defiance”
JUGEMテーマ:映画
第2次世界大戦の物語は、いろんな形で伝えられていますが、”Defiance”という映画も、実際にあった、信じられないような話を映画化したものです。主役のDaniel Craig は、今では007がぴったり板についている俳優ですが、この「ディファイアンス 」の中でも、くじけず徹底して抗戦する様子には通じるものがあるようです。

時は1939年の9月、ドイツのナチスがポーランドに進行し、罪のないユダヤ人狩りを行っていた頃。何もしなければ、そのうち汽車に乗せられ、いずれは収容所行き。でも何とか生き延びようとする人たちは、ドイツ兵の目を盗んで森の中奥深くへと逃げていきました。

Bielski兄弟も同じでした。でもこの兄弟が森の中で目にしたのは、ただならぬ数のユダヤ人たち。何もない森の中で生きていくには多すぎる数です。ダニエル・クレイグ演じる、統率力と勇気のあるTuvyeは、自然にみんなのリーダーとなり、次第に村を形成していきます。でも、血気盛んなZusは、家族を殺された憎しみを攻撃心に変え、同じ目的を持つ、ロシアの抵抗力に加わり、戦いを続けます。

森の中で暮らす村の集団も定住はできません。常にドイツ兵の追跡をかわしながら、転々と移動を続けます。女性も武器を手に持ち、いつでも対戦できる構えで。そしてある日もうだめかと思ったところで、兄弟の再会が・・・

流浪の森林生活を続けた人の数は千とも2千とも言われ、生死の間をいつもさまよいながら、助け合い、戦争が終わるまでの数年間、この生活を続けたというのですから、人間の「生きる」という意志の力のすごさにあらためて感嘆しました。

| mikaeiga | 08:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

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