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「最高の人生の見つけ方」は、ほろ苦い「最高の人生の終わり方」
JUGEMテーマ:映画
癌という病気が肉親と無縁でなくなったとき、いろんなことを考えるようになります。本人にとっても、「まさか私が、、、」という状況がほとんどでしょう。そんなときに見たのが、 ★最高の人生の見つけ方★  原題は、"Bucket List ".

どんなにお金持ちが、死ぬときを引き伸ばせたとしても、死ぬこと自体から逃れることはできません。いったん病魔に襲われれば、みな運命を共にするのです。ジャック・ニコルソン 演じる、億万長者の病院経営者と、モーガン・フリーマン 演じる労働者階級の自動車のメカニックは、ある日癌のため入院し、 たまたま同じ病室に入れられます。

大金持ちでも、離婚を繰り返し娘とも疎遠で、幸福な人生とは呼べないNicolson. かたや、つつましくも堅実な家庭を築いてきたFreeman. 正反対の人生を送ってきた二人は相容れません。最初は病気を否定しても、それが避けられない運命と知ったとき、フリーマンはこっそり、残りの人生でやりたかったことリストを書き出します。それを見つけたニコルソンは、ある決心をします。

そのリストを、「やりたかったこと」ではなく、死ぬまでに「やっておくこと」リストにしてしまうのです。お金には困らないニコルソンのこと。世界旅行だって何だってできます。死を目前に控えて友情で結ばれた二人のしたいこととは、、、

ついこの間、毎年やってくる終戦記念日を迎えました。「やっておきたい」リストどころか、最愛の人に「言っておきたい」言葉も言えないまま、散っていった人々がたくさんいました。今健康でいられるこのときを大切にしたいと思います。

| mikaeiga | 14:17 | comments(1) | trackbacks(0) |
「チャンスを連れて行く」は、イラク戦争の傷跡を再考する映画
JUGEMテーマ:映画
Taking Chance”という英語のタイトルを見たとき、私は、一か八かやってみる、リスクをとるといった意味のイディオムが原題なのだと錯覚してしまいました。アメリカに長く住んでも、やはり冠詞の扱いには苦労します。つまり、ここでは、冠詞の”a”がないことには、このような意味にはならないのですね。

”Take a chance” または、”Take chances”で、初めて本来の意味になるわけです。今日は何も英語の文法を解くつもりはないのですが、そうすると、この映画のタイトル、”Taking Chance”はどういう意味なのかというと、”Chance”という人物を連れて行くという意味で使われていたのです。このことを、映画を見始めて、終わりに近づくまで気がつきませんでした。

主役は、オフィサー役の Kevin Baconケビン・ベーコンの務めは、イラク戦争で亡くなった、19歳の兵士、チャンス・フェルプスの遺体を、アメリカの家族の元に返すこと。始めは、空港から空港へ、棺が飛行機で運ばれていきます。そのたびに、周りの人々が、イラク戦争で戦死した兵士の存在を目の当たりにするシーン。

それぞれの場で、みなが敬意を払い、心を痛めるシーン。最後には車で自宅まで運ぶとき、アメリカの葬儀の車が走行するときのカスタムを、見ず知らずの人々が参加して行うシーン。このときには、思わず、十数年前に亡くなった知人を見送ったときのことを思い出してしまいました。

特に筋書きがあるわけでもなく、ただ遺体を搬送する任務を行う様子を描いただけの映画なのですが、今やっと撤退に向けて動き始めたイラク戦争の爪あとを、今一度深く胸に刻み付ける映画でした。


| mikaeiga | 14:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
「縞のパジャマを着た少年」は新たな切り口のホロコーストの悲劇
JUGEMテーマ:映画
ホロコーストを題材にした映画は、過去にも数多く作られていますが、この ”The Boy in the Striped Pyjamas”は、ラストが強烈です。トム・クルーズのヒットラー暗殺計画映画「ワルキューレ 」でも、ドイツ内部にヒットラー反対派がたくさんいたように、ユダヤ人迫害に胸を痛めていたドイツ人は多かったはずです。

縞のパジャマを着た少年」は、裕福な家庭に育つ純粋なドイツ人の少年が、ドイツ陸軍司令官の父と共に、ユダヤ人収容所監督のために郊外に引っ越してきたことから、悲劇が始まります。ある日少年ブルーノは、母に内緒で家の外を散策しているとき、鉄条網で囲まれたある場所で、電気鉄線の向こうに薄汚いパジャマを着た、自分と同じ年くらいの少年と出会います。

少年の歯は朽ちて、とてもおなかがすいている様子。心優しいブルーノは、次の日から、台所からパンをこっそり取ってきては、このパジャマを着た少年に分け与え、鉄線の両側で楽しい会話の時間を持ちます。そしてブルーノは、この少年がお父さんを探していることを知り、助けてあげる約束をします。

そして、網の向こうで用意された、同じ縞のパジャマを身につけ、土を掘って、とうとう網の内側に入ってしまうのです。同時進行で、ブルーノが家からいなくなったことを知った家族が捜索を始めますが、時すでに遅し。

この日、この収容所で行われていることに耐え切れなくなった母が、上の娘と少年を連れて家に帰る手配を整えていたのです。この母とは対照的に、少年より少し年上の姉は、家庭教師からもヒットラー教育を受け、思想が洗脳されていく様子も描かれており、改めて独裁支配の恐ろしさを感じさせる映画でした。
| mikaeiga | 08:29 | comments(1) | trackbacks(0) |

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