「クレイジー・ハート」でアカデミーもゴールデングローブも射止めたジェフ・ブリッジス
2010.04.27 Tuesday | category:Drama
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「クレイジー・ハート」がDVDになったので、借りてみました。念願のアカデミー賞を射止めたジェフ・ブリッジスの人間的な演技が共感を呼びます。脇役のマギー・ギレンホールも助演女優賞にノミネートされていました。
私は個人的にはカントリーソングはあまり聴かないので、劇場に行ってまで観なかったのですが、落ちぶれたカントリーシンガーの役を情愛豊かに演じたJeff Bridges が、主演男優賞でゴールデングローブともダブル受賞したのはうなずけます。
かつては人気の高かったシンガーソングライターが今では落ちぶれてボーリング場で歌う程度。酒癖が悪く、ヘビースモーカー。何度も結婚に失敗し、子供とも疎遠。せっかくまた新しい恋人ができたかと思うと、やっぱりお酒で失敗。とうとう自分自身に嫌気が差した、通称 Bad Blake は、意を決してお酒をたつことにします。
全盛時代のパートナーで、今は人気絶大の Tommy Sweet の前座を勤めたときに、Badは曲作りを頼まれました。そして、恋人にも去られ、傷心の思いで作った楽曲は素晴らしい出来になり、Tommyに捧げるのでした。
このトミー役を、コリン・ファレルが演じているのですが、あの長い髪、かなり似合っています。ジェフ・ブリッジスは、”Crazy Heart"でその歌唱力も披露していました。
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2010年夏公開予定映画リスト5月号
2010.04.20 Tuesday | category:Misc.
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アメリカで上映される映画の数は半端ではありません。特に夏休みの長いアメリカでは、余暇を過ごすために膨大な量の映画が各地で上映されます。今日はその第1弾として、2010年サマープレビュー5月号をお届けします。以下、上映順に、タイトルと、気になる主な俳優の名前(ドキュメンタリーは監督名)を挙げておきます。
5月7日 ”Iron Man2” ロバート・ダウニー・ジュニア、グウィネス・パルトロウ、
ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソン
”Casino Jack and the United States of Money" Alex Gibney監督
”Mother and Child" ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング
”Babies" Thomas Balmes監督
5月14日 ”Robin Hood" ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット
”Letters to Juliet" アマンダ・セイフライド、ヴァネッサ・レッドグレーヴ
”Just Wright" クィーン・ラティファ、コモン
”Shrek Forever After" マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、
エディー・マーフィー、アントニオ・バンデラス
5月21日 ”Solitary Man" マイケル・ダグラス、スーザン・サランドン
”Holly Rollers" ジェシー・アイゼンバーグ、ジャスティン・バーサ
”MacGruber" ウィル・フォーテ、バル・キルマー
5月28日 ”Prince of Persia: The Sands of Time" ジェイク・ギレンホール
これは、主だった映画リストで、他にも一杯あります。狭い紙面で、いちいち中身に触れられませんが、7日の”Iron Man2"、14日の”Robin Hood"あたりは、劇場で見ると迫力のある映画ですね。”Babies"はフランスのドキュメンタリー映画ですが、世界の文化の違う国からの赤ちゃんアンサンブルで、日本のベイビーも登場するらしく、どのように解説されるのか、ちょっと興味のあるところです。
「ボーグ9月号」のドキュメンタリーでファッション界のシリアスな面が浮き彫り
2010.04.13 Tuesday | category:Documentary
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ミカ映画では最近、ファッションデザイナー、「バレンティノ」のドキュメンタリー映画から、シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」や、オドレイ・とトゥの「ココ・アヴァン・シャネル」など、ファッション界の実話を多く取り上げましたが、今日紹介する、「ボーグ9月号」 は、ファッション界で働く人たちののドキュメンタリーを、新たな角度から語っています。
原題は、”September Issue"。このドキュメンタリー映画は、ファッション界を代表する雑誌”Vogue" が、毎年総力を挙げて取り組む「9月号」編集の模様を描いたものです。とりわけ、この映画の背景になっている、2007年の「9月号」は前代未聞の、厚さ840ページ、重さ約5ポンド(約2、3kg)に及んだ圧巻なのです。
泣く子も黙る、ファッション雑誌「ボーグ」の鬼編集長、Anna Wintourと、その右腕となって活躍するディレクターの Grace Coddington との間の女の戦いが熱く繰り広げられます。有名ファッションデザイナーのコレクションの際は、最前列に座っている、ボブカットの大きなサングラスをかけた女性を探すと、すぐアンナが見つかります。
一方グレースは、元ファッションモデルで、若いときのモデル現役時代の写真と現在の風体には格段の差があるのですが、事故でモデルを続けられなくなり、アート・ディレクターの仕事をすることになりました。でもグレースの洗練された芸術的な感覚は天性のものといえ、モデルではなくむしろ今のディレクターの仕事をするために生まれたのではないかと思えるほど、研ぎ澄まされた美的感覚を持っているのです。
鬼才の編集長アンナも、グレースのそんな天才的感覚を認めてはいるものの、いざ雑誌の編集となると、二人は時として激しくぶつかり合います。でもその結果生み出される最終稿は、二人を軸とするチームの最高傑作となるのです。
「抱擁のかけら」でペネロペ・クルスのエキゾチック・ビューティーが光る
2010.04.05 Monday | category:Drama
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スペイン映画「抱擁のかけら」は、ゴールデングローブ賞で外国映画賞にノミネートされました。主演はペネロペ・クルス。Penelope Cruzは、アカデミー賞では、ミュージカル映画「ナイン」の演技で助演女優賞にノミネートされましたが、一部では、”Broken Embraces"でノミネートされるべきだったという声も聞かれました。それだけ、「抱擁のかけら」での演技が光っていたということですね。ペネロペ演じる主人公、レナは元女優志望。でもビジネスマンの秘書をする傍ら、夜はエスコートサービスで働くという2足のわらじをはいて両親を助けていました。でも父の病気が悪化したとき、それだけでは足りずに、とうとう好きではないボスの愛人になることに。
でも女優になる望みを捨てたわけではなく、あるオーディションの申し込んだのが縁で、脚本家で映画監督のハリー(このときはマテオ)に気に入られて採用され、意気投合して恋人関係に発展。面白くないのは、そのコメディー映画に出資している金持ちの愛人。息子を使者に出し、映画製作記録を作るという目的でレナに密着し、監督との行動を逐一報告させるという、やきもちの焼きよう。
そんないきさつは、現在視力を失った脚本家が過去を説明する形で語られていきます。この映画の実際の監督である、ペドロ・アルモドバルとは4回目のコンビなので、息もぴったり。劇中劇の中で見せる、お下げでポニーテールのメイクでは、オードリー・ヘップバーンをも思い出させるかわいらしさもあり、妖艶な肢体を合わせ持つペネロペの魅力があふれています。
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