きみがくれた未来を生かそう
2010.12.27 Monday | category:Drama
JUGEMテーマ:映画
「きみがくれた未来」の原題は、”Charlie St.Cloud”(プレビューをどうぞ)。主人公チャーリーの名前ですが、このSt.Cloudという名前からしても、何だか霊的な感じがしますね。日本では上映を開始したばかり。アメリカではDVDになっているので、家で観ました。チャーリー・セントクラウドを演じるザック・エフロンは、「ハイスクール・ミュージカル」を観て以来、年甲斐もなくファンになってしまいました。この映画ではもちろん弟の死に苦しむ、成熟した青年の役ですが、まだキュートですね。
よくカップルの間で、最愛のパートナーを亡くした人たちの心の葛藤を描いたものがありますが、「きみがくれた未来」は兄弟愛。あまりのショックに、約束されていた名門大学の進学もヨットレースもあきらめて、弟が眠る墓地で働き、夕方には弟の霊とキャッチボールする兄、チャーリー。
そのしがらみから現実の世界へ引き戻してくれるのが、同じ高校に通っていた、やはりヨットレースで名を馳せる女の子。彼女の生命が危険にさらされているのを感じ取ったチャーリーは、弟との約束を没にします。
男女の愛が家族愛に勝つというよりは、生きている限り、自分に与えられている生命を最大限に生かし、生きている者を大切にすべきであるというゴールデンルールを再確認させてくれる映画です。
ソーシャル・ネットワークがゴールデングローブ賞の6部門でノミネート
2010.12.18 Saturday | category:Based on true story
JUGEMテーマ:映画
ソーシャル・ネットワークが今熱いですね。アカデミー賞の行く末を占うといわれている、ゴールデングローブ賞のノミネート発表によると、”The Social Network”(プレビューをどうぞ。)が6部門でノミネートされました。ゴールデングローブ賞は、アカデミー賞と違って、「ドラマ部門」と「ミュージカル・コメディー部門」に分かれていますが、「ソーシャル・ネットワーク」は、そのドラマ部門の作品賞、監督賞にノミネートされ、ジェシー・アイゼンバーグは主演男優賞、アンドリュー・ガーフィルドは助演男優賞にノミネートされました。他にも脚本賞、音楽賞にもノミネートされています。
ハーバード大学が舞台になった「ソーシャル・ネットワーク」は、まさに現代の情報化時代の、秒単位の競争意識が浮き彫りになっています。息子の話によると、誰もが心の片隅で、大なり小なり、寮生活の部屋から何かを生み出したいと考えているようです。そのやり方がモラルに反していたとしても、結果を出したほうが価値というのが、現実の社会のようですね。
Jesse Eisenbergが演じた、Face Bookの創始者、Mark Zuckerbergも社員と一緒に映画を観たらしく、アメリカで人気のインタビュー番組”60Minutes”に出演し、細かい部分では映画の中の事実関係を訂正していましたが、
リアルな部分も多いことを認めていました。
私がとても現実的と感じたのは、ジェシーが半ズボンにサンダルで、寮から雪が積もった戸外へ飛び出していくシーンです。ボストンの冬の寒さは半端ではないのですが、寮の中の暖房はよく効いているらしく、年中Tシャツで十分なようです。
ジェシーの恋人役を演じた、Rooney Maraは、今度、話題の映画 アメリカ版 "The Girl with Dragon Tattoo" の主演女優だそうですが、オリジナル映画のスウェーデン女優、Noomi Rapaceのイメージがあまりにも強烈だったので、どこまで印象付けられるか楽しみです。
ゴーストライターが知る真実の恐怖
2010.12.09 Thursday | category:Drama
JUGEMテーマ:映画
ゴーストライターは文字通り、幽霊のような存在で、世の中の表に出てくることはありません。でもこの映画のように、世の中そのものから消え去った人たちはどのくらいいるのでしょうか。ローマン・ポランスキー監督のスリラータッチのドラマは、そんなことを考えてしまう興味のある映画です。”The Ghost Writer"(プレビューをどうぞ。)の役を演じているのは、ユアン・マクレガー。スター・ウォーズのようなアクション映画から、ムーラン・ルージュのようなミュージカルでは歌えるし、幅の広い役をこなせる俳優ですね。今回は、元イギリスの首相が引退後、よくある回顧録を出すための原稿を書く仕事を友人を通じて引き受けます。
元イギリスの首相を演じるのは、ピアース・ブロスナン。引退後はアメリカの島に移り住み、固い警護の中で暮らしています。Ewan McGregorは、前任者のゴーストライターが書いた原稿を手直しして完成させる仕事を引き受けたのですが、この前任者は不可解な死を遂げていて、ふとしたことから、Pierce Brosnanの昔の写真を手に入れ、CIAとの関与を疑い始めます。
そんな時に巻き起こる政界のスキャンダル。ゴーストライターはどんどん知らなくてもいい真実に近づくとともに、身の危険を感じていくのです。
今世の中では、”WikiLeaks"という政界の暴露サイトが話題をよんでいますね。サイト運営者は、別件で拘束されているようですが、真実は時として、怖い結果を生むことになるかもしれませんね。
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