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英国王のスピーチがグッドタイミングでDVDになり、しばらくは英王室ムード
JUGEMテーマ:映画
 


英国王のスピーチがDVDになりました。ウィリアム王子ケイト・ミドルトンの世紀のロイヤル・ウェディングで、今まさに、英王室ムードが盛り上がっています。

”King's Speech"(プレビューをどうぞ)は、Kate Middledonの義理の祖母である、エリザベス女王2世のお父さん、つまり英国王George VIの物語。コリン・ファースが演じる、言語障害のあるジョージ六世は、普段の会話はともかく、マイクの前に立つと、吃音障害が出て、公的な演説をまともに行うことができませんでした。

何とか専門家の力を借りて、戴冠前からトレーニングを受けますが、誰もうまくいきません。そこでヘレナ・ボナム=カーター演じる妻が探してきた、名もない言語療法士に望みを託します。それが、Geoffrey Rushの役。はじめは反発するも、彼の力を信じて交流が深まります。

折りしも第二次世界大戦が開幕し、ジョージ六世は国民を勇気づけるために、世紀のスピーチを行うのですが、その時録音室のマイクの前には、友人とも呼べるべき、スピーチセラピストのジェフリー・ラッシュが立ち、私に話しかけるようにとアドバイス。その後は歴史が語ります。

何でもそうですが、人の心をつかむのは、技術ではなく、同じ人の心です。

「英国王のスピーチ」はご存知のように、アカデミー賞では、作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、そして、Colin Firthが主演男優賞を受賞した作品です。他の諸々の受賞を合わせると、あちこちで43もの受賞に輝く映画です。

今再び英王室が、William王子の結婚で脚光を浴びる中、歴史のある王室物語が重みを増します。

| mikaeiga | 08:45 | comments(0) | trackbacks(1) |
ワルシャワ・ゲットーのドキュメンタリー映画 ”A Film Unfinished"
JUGEMテーマ:映画

ワルシャワ・ゲットーというのは、第2次世界大戦中に、ナチス・ドイツが設けた、「ユダヤ人隔離地域」のことですが、中でもポーランドのワルシャワ・ゲットーが最大級の規模で、約40数万人のユダヤ人が入れられたそうです。

映画”A Film Unfinished"(プレビューをどうぞ)は、ナチス・ドイツが当時の様子を、収容所に入る前のユダヤ人の普通の暮らしから、絶滅を目的とした抹殺が行われるまで、ドキュメンタリー映画に収めるべく、収録を開始し、未完に終わったフィルムを、当時の生存者の解説を交えて、再構成した映画です。

ワルシャワの限られた場所をユダヤ人隔離地域とするために、そこに住んでいたポーランド人を外に出して、他の地域に散らばっていたユダヤ人を、ごくわずかな場所に押し込めたのです。その為に、大きな家に住んでいた人のところへ、見ず知らずの何家族もが雑居することになります。

地震で家をなくした人のために、住まいの一部を提供するのとはわけが違います。そこで与えられる食事は劣悪を極め、不衛生な中、次第に疫病が蔓延していきます。道端に死骸が転がっていても、人々は気に留める余裕もありません。それでもまだ、そこには人間的な暮らしがあったかもわかりません。

やがてユダヤ人の全ては、ご存知の通り、「民族絶滅収容所」へと送られていきます。フィルムの始めの頃撮影された人たちの普通の肢体が、収容所送りが始まり、次第に餓死寸前の骨と皮状態に変わりつつあるのが、目で見て取れます。

映画の中のドキュメンタリー部分を実際に撮影していた人が、神妙な面持ちでインタビューに答え、また生き延びたユダヤ人たちが、そのドキュメンタリーフィルムを映画館で観ているときの表情がクロースアップされるのですが、中には嗚咽して顔を背ける人もいました。

この映画は、サンダンス映画祭で、ドキュメンタリー映画編集賞を受賞しています。

| mikaeiga | 04:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
原発事故の深刻さで、今一度「シルクウッド」を観る
JUGEMテーマ:映画

原発事故がチェルノブイリに並ぶ、世界最大級のレベル7に格上げされる事態になりました。これから原発反対運動も加速していくことでしょうね。そんな中、アメリカで70年代に実際にあったKerr-MaGee というプルトニウム燃料工場での出来事を映画化した、「シルクウッド」を今一度観てみることにしました。

”Silkwood"は、その会社に化学技師として入社した、Karen Silkwoodの名前から来ています。演じたのは、若かりし頃のメリル・ストリープ。同じ会社に勤める仲間はカート・ラッセルシェールが演じています。

カレンは、入社後、労働組合に入り、会社では初めて、女性で、労使交渉委員に選ばれます。仕事の現場では常にプルトニウム被爆の危険にさらされる毎日。これではいけないと思い立った彼女は、こっそり資料を集め、内部告発を計画し、ニューヨークタイムズの記者に会う約束を取り付けますが、現場に向かう途中で不可解な事故にあうのです。映画はここでおしまい。

現実には、カレンが持っていたと思われる証拠物件は出てこず、後でカレンの遺族が民事訴訟を起こし、二転三転して、最高裁までいった挙句、当初の十分の一くらいの賠償金で和解が成立することになります。そして、事故の翌年、この工場は閉鎖されました。

1984年のアカデミー賞では、主演女優賞、助演女優賞を始めとする5部門にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞では、Cherが、助演女優賞を受賞しています。70年代のファッションを懐かしく思う一方、昔も今も、その危険性が変わらないことに衝撃を覚える映画です。

| mikaeiga | 09:43 | comments(1) | trackbacks(0) |
Fair Gameに見る正義と個の力
JUGEMテーマ:映画
映画「Fair Game」は、元CIAエージェントであるヴァレリー・プレイムの回顧録が原作になっています。その昔に元トップモデルが女優変身を願って作られた安っぽい方の「フェア・ゲーム」とは違うので、誤解のないように。

”Fair Game"(プレビューをどうぞ)はブッシュ政権下で起きた、諜報活動をあらわにした映画です。911の後、ブッシュ政府は、イラクに大量破壊兵器が隠されているのではないかという疑惑から、様々な方法で情報を集めていました。

主人公のValerie Plameの夫、Joe Wilsonは、中東・アフリカ問題の専門家で、イラク大使代理を務めたこともあるエキスパートなので、CIAの依頼を受けて、アフリカからイラクに核燃料が流れたかどうかを調べていました。その事実がなかったことを報告したのですが、これはブッシュ政権が期待していた結果ではなく、イラクへの攻撃を正当化するために、事実を捻じ曲げた報道をしたのでした。

一方、ヴァレリーのいるCIAチームでも、イラクの科学者を追跡調査することで、イラクでの核兵器の存在を否定していました。正義感から、ジョー・ウィルソンは、政府が情報操作をし、誤った報道をしていることを指摘。これにより面目をなくしたホワイトハウスの高官が、その報復として、ルール違反とわかって、妻ヴァレリー・プレイムがCIAのエージェントであることをマスコミにもらします。

ご存知の通り、CIAの秘密工作員は、日常生活では他の仕事をしているように振舞っているため、正体をばらされて、長年国家国民のために務めてきた職から、友人・知人まで失うことになります。

でも二人は泣き寝入りをすることをやめ、断固政府を相手に戦う決意をするのでした。そのヴァレリーを演じるのが、ナオミ・ワッツ。夫役にはショーン・ペンがなり、演技派俳優の腕の見せ所となっています。

この映画を観ると、政府が発表することの全てを信じてよいのか疑いたくなります。今危機管理の真っ只中で、全世界から注目を浴びている日本も、原発に関して、正しい情報を隠さず流してほしいものです。

映画のラストシーンで、実際の公聴会の場面が出てきますが、左下の原作本の写真がValerie本人。右下の映画「フェア・ゲーム」のCD カバーの写真が、Naomi Watt。雰囲気が似ています。

| mikaeiga | 08:57 | comments(0) | trackbacks(0) |

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