Page: 1/1   
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - |
「愛する人」で母と娘の切ない絆をかみしめる
JUGEMテーマ:映画

「愛する人」には3つの家庭が描かれています。そして最後には、生まれてくる赤ちゃんが全てを結びつけることに。世の中には、子供がほしくても出来ない夫婦もいれば、子供を産む環境ではないのに生まれてくる場合も。そして養子縁組もいつもうまくいくとは限らないのです。

原題は、”Mother & Child”(プレビューをどうぞ)。まさにそのまま、「母と子」の物語です。アネット・ベニングは14歳の時に身ごもるも、母の反対で里子に出すことになり、今は年老いて体も不自由な母を介護しながら、自責の念に駆られる日々を過ごしています。ナオミ・ワッツは母に産み捨てられ、母の愛情を知ることなく淡々と生き、今では優秀な弁護士として各地で活躍。

この二人はお互いを探すこともなく37年が過ぎていました。でも、Annette Beningの母が亡くなり、別の場所で、Naomi Wattsがボスとの間に出来た子供を妊娠していることがわかったとき、ほぼ同時に母を娘を、娘は母を探そうとします。一方、子供が出来ない夫婦は、養子縁組を申し込み、待望の赤ん坊をまさに手に入れようとしていたときに、生みの母親が拒否するという、耐え難い悲しみを味わいます。

何層にも折り重なった母と子の愛情の行き違い。よく、子供を持つまで、親の気持ちはわからないといいますが、本当です。これまで親の干渉をうるさいと思って聞いていたのと同じことを、我が子に対して話している自分を、初めて客観的に眺められたりします。全てはお互いを思う愛情から来るのです。

でも、世の中には、そのことにさえ気づかないまま、人生を終える場合も多々あるのは、何とも悲しいことです。ナオミ・ワッツは私の好きな女優の一人ですが、母に捨てられた思いを抱えて生きているかたくなな女性から、自分の命の危険を顧みず、なんとしても自分の体から出てくる瞬間のわが子に対面したいという、断固たる母の愛にあふれた女性への変身を見事に演じていると思います。

| mikaeiga | 09:09 | comments(1) | trackbacks(0) |
「ラビット・ホール」に結論はない
JUGEMテーマ:映画
「ラビット・ホール」は、最愛の息子をたった4歳の時に交通事故でなくした若い夫婦が、その悲しみを乗り越えていく苦悩の過程を描いた映画。アメリカにはよくグループで行うセラピー・セッションがありますが、この夫婦は、子供をなくした親たちがその苦しみを乗り越えるために集まる、グリーフィング・セラピーに参加するのでした。

参加者の親の中で、必死で子供の死を意味あるものにしようと務める者に対して、まだ子供を亡くしてから9ヶ月の母親、二コール・キッドマンは、到底正当化することが出来ずに、その発言者に食って掛かります。とにかく息子を思い出させるもの全てを見ることが苦痛であるベッカ。

一方父親のハウィーを演じる、アーロン・エッカートは、残っている息子の動画を携帯に入れ、いつも眺めて心の安らぎを得ようとするのです。一方、夫婦の間もギクシャクしてきて、セラピーグループのサンドラ・オーと懇意になることで、立ち直るチャンスを掴もうとします。

Nicole Kidmanはある日、交通事故を起こした加害者である青年のマイルス・テラーに近づき、ひそかに交流を深めていきます。それを知った、Aaron Eckhartは・・・。

"Rabbit Hole"(プレビューをどうぞ)は、ピューリッツァーを受賞した、デヴィッド・リンゼイ=アベアが、自らの演劇作品を映画に脚色したもので、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた二コール・キッドマンもプロデュースに参加しています。実際に子供を亡くした親でなければわからない深い心の穴をどうやって埋めていくのか、その答えはありません。

| mikaeiga | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
「水曜日のエミリア」には二つの問題がある
JUGEMテーマ:映画
「水曜日のエミリア」には、不倫、離婚、継母といった家庭も問題のほかに、子供の死にどう対応していくのかという疑問も投げかけています。幼くしてこの世を去っていく子供が大人に残していく課題はあまりにも大きすぎます。

原題は、”The Other Woman”(プレビューをどうぞ)となっていて、略奪婚が色濃く出ていますが、邦題は、その後の継母の立場を主につけていますね。映画の中でナタリー・ポートマンが演じるのは、ハーバード大出の新米弁護士。就職先の上司ジャック(スコット・コーエン)と不倫関係になり妊娠してしまうというもの。

でも、生まれてきた子供は、まだ赤ちゃんのうちに急死してしまう。ずっとその死を自分に責任があると攻め続けた来たエミリア。その呪縛をといてくれるのが、憎まれているはずの前妻キャロリン。その役にはリサ・クドロー。彼女は優秀な女医。

普通、不倫関係につき物のどろどろしたものはこの映画にはなく、関係者は皆、知的な職業人。でももちろん感情は戦わせます。いつも水曜日になると、なかなかなついてくれない前妻の子供ウィリアム(チャーリー・ターハン)を迎えに行かないといけず、憂鬱なエミリア。

でもその子供が生母に継母の悩みを解決してあげるように頼んだのですね。進学問題でも前妻と何かと口論になるのですが、ウィリアムに学校のことを聞かれてアドバイスをするNatalie Portmanは、本物のハーバード卒なので、せりふが妙に真実味を帯びています。


| mikaeiga | 08:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
「恋とニュースの作り方」には、いい仕事をしようとする女性の頑張りがある
JUGEMテーマ:映画

「恋とニュースの作り方」はアメリカのテレビ局を舞台にした、ちょっとドタバタながらも、それぞれの仕事に譲れないものを持つ人たちの心情が伝わってくる物語。

原題は、”Morning Glory”(プレビューをどうぞ)で、駆け出しのプロデューサー役には、「プラダを着た悪魔」や、「きみがぼくを見つけた日」のレイチェル・マクアダムス。彼女が担当する番組のキャスターには、往年のハリソン・フォードに、ダイアン・キートンが、しっかり重みを加えています。

Rachel McAdams演ずるベッキーは、失職していた時にジェフ・ゴールドブラムに採用されたものの、任された朝の番組「デイブレイク」は、視聴率がた落ちで打ち切り寸前の番組。それを、かつては第一線の報道番組を担当した経験のあるHarrison Fordを起用して巻き返しを狙うも、プライドの高い彼は殆どやる気なし。相手役のDiane Keatonも何癖もある代物。

番組のスタッフをやりくりして、何とか放送にこぎつけるものの、冷や汗の連続。でもそんなある日、とてつもないスクープのチャンスがやってくるのです。そのお陰で、大手ネットワークのヘッドハンターにひっかかったベッキー。さて、そのチャンスを物にできるのかどうか。

仕事に精を出す一方で、女性スタッフに大人気のプデューサー、パトリック・ウィルソンとの恋物語も平行して進むのですが、やはり両方同時進行はかなりきつそう。

話は変わって、日本のテレビ界では、この間フジテレビの女子アナに人事異動があったようですね。昔は遅くとも30代で入れ替わっていたのが、最近は40代でも頑張っている。その人たちの行く先が、ちょっと気になるニュースでした。

| mikaeiga | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) |

ブログランキング

にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ

Entry

映画鑑賞

ショッピング


人気のタグ

  • SEOブログパーツ

Profile

Search

Category

Link

Archives

Comment

Trackback

Sponsored Links

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode
}