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「マイティ・ソー」はシェイクスピアタッチ
JUGEMテーマ:映画

 「マイティ・ソー」はコミックの映画ということで、あまり期待せずに観たのがよかったのか、思ったよりもいい出来だったように思います。でも、ナタリー・ポートマンが出ていなかったら、わざわざ観なかったかも。

神々の王の息子である、”Thor"(プレビューをどうぞ)は、もう少しで王位を継承できるというときに、父にその傲慢な性格をとがめられて、修行のために人間の世界へ送り込まれます。と言っても、天からいきなり落ちた先は、米国ニューメキシコ州の砂漠。Natalie Portman演じる、宇宙物理学者ジェーンの車に激突。

不服ながらも、
慣れない人間生活を始めるも、ジェーンと出会うことによって、人の心の痛みを学びだし、しだいに彼女に心を奪われていくのです。ソーを演じるのは、スタートレックにも出演した、オーストラリア出身のクリス・ヘムズワース。その頑強な肉体と甘いマスクはまさに王子様にうってつけ。

一方、神の世界では悪巧みを働くやからが暴れ、ソーの周りを固めていた兵士たちがソーを取り戻しに人間界へ。その護衛隊の一人ホーガンを演じるのが、浅野忠信。これからもハリウッドでの活躍を期待したいです。そして、全能の王、オーディンは、重厚なアンソニー・ホプキンス。后にはレネ・ルッソと、脇を固めています。

この映画、どことなくシェイクスピアっぽいのは、監督がケネス・ブラナーだからでしょうか。

| mikaeiga | 10:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ツリー・オブ・ライフ」は人間の内面を掘り下げたやや難解な映画
JUGEMテーマ:映画

「ツリー・オブ・ライフ」は人間の内面を掘り下げた映画で、ミッドライフ・クライシスを取り上げながら、生命の賛歌を行う、ちょっと難解な映画だと言えます。

ブラッド・ピットが熱を入れて取り組んだ映画で、今年度カンヌ国際映画祭の最優秀賞のパルムドールに輝いた話題作。1950年代のテキサスを舞台に、家父長の権限を撒き散らす厳格な父と慈愛に満ちた母との間で、とまどい葛藤しながら育っていく少年を中心に、その家族の物語を描いた映画です。

"The Tree of Life"(プレビューをどうぞ)で強権的な父親役のBrad Pittは、他の映画とは全然違うキャラクターを好演しています。その息子である少年には二人の弟がおり、いずれも2年もかけてオーディションで選ばれたとか。それぞれのキャラクターをうまく演じていました。

その少年が成長して実業家として成功している、大人の役をショーン・ペンが演じていて、今時分が置かれている地位や権力は、子供の頃嫌っていたはずのものだったのにという思いがあり、昔を回想しながら心のわだかまりと対峙しています。こんな親にはなりたくないと思っていながら、いつの間にか同じ道をたどっているというのはよくあることですね。

後日談として、Sean Pennは、演じていながら最後までよくわからない映画だったと言ったらしく、演技者がわからないのなら、観ている方は尚更わからないと思ってしまうのでした。


| mikaeiga | 08:48 | comments(3) | trackbacks(0) |
「イリュージョニスト」はベーソスあふれるアニメの傑作
JUGEMテーマ:映画

「イリュージョニスト」のペーソスあふれるアニメの傑作映画がDVDになりました。アカデミー賞アニメ部門ノミネートされるも、大作「トイ・ストーリー3」の陰に隠れる形となりましたが、その味わいの深さは何ともいえません。

"Illusionist"(プレビューをどうぞ)は、フランスの喜劇王ジャック・タチが遺したオリジナル脚本をアニメーション化した映画作品です。時代は1950年代のパリ。初老の手品師タチシェフは、かつての人気を失いながらも、三流の劇場 とか場末の酒場で昔ながらのマジックを披露して、ドサ回りを続けているのでした。

そんなある日、やっと電気が通ったというようなど田舎のバーでいつものマジックを披 露していました。そこで掃除婦をしている貧しい少女アリスは、この手品師のことを何でも願いを叶えてくれる“魔法使い”と信じて疑わず、夢を求めてこっそりマジシャンの後をつけるのでした。

手品師は、自分のことを魔法使いと尊敬し、身の回りの世 話を焼いてくれる少女に、生き別れた娘の面影を見る思いがし、アリスの願いをかなえてあげようと、老体に鞭打ち他の仕事を掛け持ちしてまで、彼女がほしがるプレゼントを、魔法の呪文をかけたようにして、贈り続けます。そのお陰で洗練されて成長したアリスは、若い恋人と知り合い、マジシャンのもとを離れることに・・・

なんて自分勝手な自己チューの女の子だろうという思いもしますが、それ以上に、自分の身を削ってまで献身的に尽くす年老いた手品師に、相手には何も求めない無償の愛を注ぐという、崇高な愛の形を見るとき、自分の親の存在が重なり、何ともいえない優しさや切なさを感じるのでした。


| mikaeiga | 11:27 | comments(0) | trackbacks(0) |

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