「リミットレス」に登場する新薬が近い将来現実化したとしたら?!
2011.11.22 Tuesday | category:Sci-Fi
JUGEMテーマ:映画
「リミットレス」に登場する新薬が近い将来現実化したとしたら、世の中ますます格差社会が広がるのか、それとも善良な頭脳明晰な人物が、この世の中を発展させ、人類の楽園ができるのか。そんな風に想像を膨らませると楽しい映画でした。
”Limitless"(プレビューをどうぞ)は、アラン・グリン原作の小説『ブレイン・ドラッグ』を映画化したもの。作家志望のブラッドリー・クーパーは出版契約を交わしたはいいが原稿を書けないでいる。やつれはて、そのうち恋人のアビー・コーニッシュにもふられる。そんなとき、エディは、偶然元妻の弟ジョニー・ホイットワースと街で再会。製薬会社に勤めるという彼は元兄に、脳を100%活性化するという薬を渡す。
Bradley Cooperがその薬を飲むと、脳が覚醒、一夜にして傑作小説を書き上げてしまった。でも翌日には元の自分に戻っている。このスーパー新薬に興味を持ち、元弟を訪ねるが、彼は殺され、部屋にあった残りの薬を手に入れる。その後の人生は一変。証券取引で大成功し、大物投資家ロバート・デ・ニーロに見初められるが、そのときすでに身体には異変が起きていた。一方で誰かに狙われていると知る。
この後、このスーパー・ブライン・ドラッグに関する恐ろしい秘密を知ることになるのですが、特効薬に副作用はつき物。効き目が大きければ大きいほど、その反作用も大きいはず。投資と同じですね。ハイリスク・ハイリターンの原理。そこまでして手に入れたいものがあるのか。人間の弱い心をくすぐる映画です。
「ハンナ」を演じるシアーシャ・ローナンはポーカーフェイス
2011.11.12 Saturday | category:Action
JUGEMテーマ:映画
「ハンナ」を演じるシアーシャ・ローナンはポーカーフェイスそのもの。「ラブリー・ボーン」で見せたか弱い犠牲者とは真逆の、暗殺者の役。これが見るからに殺し屋風の少女なら映画の凄みはない。でも、あの可憐なSaoirse Ronanを抜擢したところにこの映画の成功がある。
シアーシャが演じる”Hanna"(プレビューをどうぞ)は、元CIA工作員の父エリック(エリック・バナ)とフィンランドの山奥でひっそりと暮らし、並外れた格闘技術を叩き 込まれて育っていくのです。他人とは一切接触する事なく、ひたすら厳しいトレーニングを重ね、気がつくと、その戦闘能力は父親を超えるまでになっていました。
感情を持たないまま16歳に成長した少女ハンナ。父エリックは「時が来た」と判断しました。目標は、かつて父の同僚だったCIA捜査官マリッサ(ケイト・ブランシェット)の暗殺。見事本部に潜入したハンナが暗殺を遂行できたと思った相手は身代わりの捜査官。ここから、マリッサの執拗な追跡が始まるのです。
でも、いくら特別訓練を受けたとは言え、ハンナの卓越した身体能力は、並の人間にはないもの。そして、ハンナはその秘密を知ることに・・・・・
Eric Banaは、「ブラック・ホーク・ダウン」の時から見ていますが、「ミュンヘン」にしても、実話に基づくアクション映画の醍醐味が出せる役者ですね。Cate Blanchett は、何を代表作とよんでいいのかわからないくらいの多彩な女優。ともにオーストラリア生まれなんですね。いい役者さんが多いです。
「南京」虐殺はどこまでが真実なのか?
2011.11.04 Friday | category:Drama
JUGEMテーマ:映画
「南京」虐殺はどこまでが真実なのか、これまでにも数多くの本が出版され、映画化もされています。今度DVDになったので観た映画の原題は、”City of Life and Death: Nanjing! Nanjing!"(プレビューをどうぞ)というもので、中国の製作です。
この映画の最初のクレジットに、南京市民が30万にも殺されたとタイプされてきますが、まずその数字からして疑問なのです。当時の人口で百万ほどいたのが、南京陥落前に半数以上が逃げ去ったと言われています。それでは残ったものが8割がた殺されたことになります。
数の論議はおいておくことにして、南京虐殺にかかわる、下世話な宣伝文句によく、「百人斬り」が出てきますが、この映画では、幸いその場面はありません。そもそも事実とはかけ離れていますから。
この映画は、日本兵の南京侵攻にかかわる全体像を追ったもので、ある程度は事実に即したものであるかもわかりません。しかしながら、どうしてこの「南京」だけが虐殺現場の宣伝対象になり、誇大化して全世界に伝えられるのでしょうか?
実際に戦争中に行われる非道は、どこにでもあります。アメリカが、日本に対して行った主要都市大空襲から広島長崎の原爆に至るまでの、大量市民無差別殺戮は、当然のものとして受け留められ、かかわった軍人や司令部がとがめられたことは一度もありません。戦争に勝ったからです。
それでいいのでしょうか? あれだけひどいことをしておいて、誤りもしないで、敗者に自責の念を埋め込み、未だに大きな顔をしている。先日、ワシントンで、開戦後70年が経とうとした今になって、やっと当時の日系アメリカ人だけで編成された442部隊の生き残りに対して、アメリカ議会がゴールドメダルを授与したというニュースを聞き、今一度戦争の意義を振り返るのでした。
「南京事件」について、膨大なリサーチによる偏りのない事実確認を書いた本は以下をご覧ください。(左が日本語のオリジナルで、右が英訳本です。)間違っても、アイリス・チャンの「ザ・レイプ・オブ・南京」だけは信じないでほしいです。
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