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「戦火の馬」は戦争という過酷な状況の中で芽生えた人と馬の絆の話
JUGEMテーマ:映画

「戦火の馬」舞台でもトニー賞を受賞するなど、成功を収めた、英国人作家マイケル・モーパーゴの小説を、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が映画化したもので、アカデミー賞では、作品賞をはじめ、美術商、撮影賞、作曲賞、録音賞、音響編集賞の6部門にノミネートされた映画です。

”War Horse"(プレビューをどうぞ)の舞台は、第一次世界大戦勃発時の1914年にさかのぼります。イギリスのある貧しい農村で、農作業に適した家畜を買うべきところを、主人はサラブレッドを買ってしまい、妻、エミリー・ワトソンは不満気。ところが息子のアルバート(ジェレミー・アーヴァイン)が一生懸命馬を訓練し、何とか使い物になるようにします。その馬の名前はジョーイ”Joey"。

でも、懸命の作業にもかかわらず、その年の収穫は不作に終わり、貧しい農家は、ジョーイを手放すことになるのです。ジョーイは英国軍の軍馬として活躍しますが、フランスの戦地に送られたあと、ドイツ軍の手に渡ります。一方、まだ入隊年齢にも達しないJeremy Irvineは、ジョーイに会いたくて入隊を決意。激しい戦火の中、ガスを目に受け、負傷します。

傷の手当てを受けるべく、バラックで横たわるアルバートは、そこで奇跡的にジョーイと再会するのです。あの口笛を頼りに。でも、アルバートが馬の元持ち主とわかっても、今は軍所属の馬。愛馬を連れて帰ることはできません。このまま泣き別れになるのでしょうか?

Joeyが戦地の中を駆け抜け、鉄条網に引っかかり、血だらけになって身動きできなくなった時の、一命を投げ打つ覚悟でバリケードを出てきた、敵味方双方の一兵卒の思いやりが、この映画の「絆」をテーマとした全ての心情を語っているように思えました。

| mikaeiga | 18:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
「TIME/タイム」は時間が通貨となる近未来のサイエンスフィクション
JUGEMテーマ:映画
「TIME/タイム」は時間が通貨となる近未来のサイエンスフィクション映画で、主演は、「ソーシャルネットワーク」で脚光をあびた、Justin Timberlakeと、「赤ずきん」で印象的だったAmanda Seyfriedのコンビ。

人間誰しも一定の年齢に達すると、それ以上は老いたくないもの。”In Time"(プレビューをどうぞ。)では、人々の老化は25歳で止まる。それは有り難いものの、その後の命は労働やお金で買い取らなければ生きていけない。

貧乏人はいつまでも働き続け、金持ちは若さと贅沢な生活が思いのまま。現在の格差社会を皮肉ったような設定。でも現実の社会では、チャンスがあればアメリカン・ドリームのような世界も夢ではないものの、この映画の世界では、二つの層が住む世界はタイムゾーンで仕切られている。

あるとき、その富裕ゾーンから、116年という途方もない時間を持った男性が、人生に絶望し、貧困ゾーンにやってくる。その時間をたまたま受け取ってしまった、スラムゾーンの青年ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間のからくりを解明すべく、富裕ゾーンへ突入する。

時間泥棒として、時間監視局員のレオン(キリアン・マーフィー)に追いかけられ、追い詰められたウィルは、パーティー会場で側にいた富豪の娘シルビア(アマンダ・セイフライド)を人質にとって逃亡。スラムゾーンに戻ってくるが、次第に二人の間に恋心が芽生え、貧民を助けることで協力、最後は同士として活動を起こす。

このあたりまで来ると、私は、40年ほど前におきた、新聞王の娘パトリシア・ハーストの誘拐事件を思い出しました。誘拐犯の左翼ゲリラは貧民への資金供与を要求。そこまでは普通の誘拐。ところがその後におきた銀行強盗事件で、誘拐されたはずのパトリシアが、犯人グループに混じって行動していることがわかり、最後には逮捕されるのですが、洗脳されたのか、あるいは犯人グループの意図に共鳴したのか、そのあたりは、とかく心理学の探求が必要です。

いずれにしても、あらためて「時間」というのは唯一誰にも平等なものである現代が、変えがたい存在であることを感じます。

| mikaeiga | 11:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
「おとなのけんか」は役者の演技力で舞台劇を見事映画化に成功させた
JUGEMテーマ:映画

「おとなのけんか」は役者の演技力が物を言う映画。それもそのはず、元々は、世界的な大ヒットになった舞台劇を映画化したもので、最初から最後まで、舞台はアパートの一室。登場人物は全部で4人。そのうち3人までがアカデミー受賞者で、残る一人もノミネート暦ありの演技派役者ぞろい。衣装も変わることなく、時間が飛んだりもしない。

"Carnage"(プレビューをどうぞ。)は、子供同士のけんかに始まり、大人同士のけんかで終わるという設定のストーリーです。11歳になる男子のザッカリーがイーサンという男子を殴って怪我をさせたため、その親が和解を求めて話し合いにやってくるのです。初めは穏やかな口調で、一段落するかと思うのですが、一旦廊下のエレベーター前まで出たにもかかわらず、またお茶に誘い、部屋に逆戻り。

今度こそ帰るのかと思うと、廊下で口論になり、他人の手前があるため再びアパートの部屋へ。そんな事を繰り返す中で、ザッカリーの父親を演じるクリストフ・ヴァルツの執拗な携帯電話での会話が笑いを誘います。悪役を務めたこともあるChristoph WaltzのKYぶりが面白い。その不躾さに妻のKate Winsletが業を煮やし、果てには携帯を花瓶の中に沈めてしまうのも何とも小気味がよい。

一方、イーサンの両親を演じる、Jody FosterJohn C. Reillyの夫婦も、お互いの夫婦喧嘩にまで発展するさまは、かなり現実味がある。「おとなのけんか」はゴールデングローブ賞では、コメディー・ミュージカル部門において、ジョディ・フォスターケイト・ウィンスレットが両方とも主演女優賞にノミネートされた、役者で見せる映画なのです。

| mikaeiga | 09:25 | comments(0) | trackbacks(0) |

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