ボーダーラインで起こっていることは想像を絶する
2016.03.21 Monday | category:Suspense
JUGEMテーマ:映画
ボーダーラインと聞くと、あなたはどこの国のボーダーラインを想像しますか?
アメリカに住んでいて、買い物をよくする人は、まずアメリカとカナダのボーダーで
よく待たされることを思い出されるでしょうね。でも、この「ボーダーライン」
というタイトルがついた映画は、アメリカとメキシコの国境で起こっている、
麻薬密売組織の出来事を扱っています。その戦いは命がけなのです。
アメリカとメキシコの国境付近では、常に自由ないい暮らしを求めて、不法に
国境越えをする人たちが後を絶ちません。それとともに、メキシコには巨大な
麻薬密売組織があって、そのカルテルの内部闘争で命を落とす人たちも後を
絶ちません。
原題は、"Sicario"と言って、邦題の「ボーダーライン」とは全然違うのですが、
これはスペイン語で、殺し屋とかヒットマンという意味なんだそうです。
この映画では、国境地下に作られたトンネル内で行われている麻薬の売買の
現場を押さえて、トップのボスを捕えようとするのですが、荒くれ捜査官に
混じって、紅一点の エミリー・ブラントが活躍します。
でも、はっきりと目的や意図を伝えられていない優秀なFBI捜査官ケイトは、
現場に近づくにつれ、余計に自分の指名が何なのか、この操作グループが
している行為が法に基づいているのかといった疑問を抱かざるを得なくなります。
特別捜査官のジョシュ・ブローリンや、謎のコロンビア人を演じるベニチオ・
デル・トロの演技も光っていますが、エミリー・ブラントも好演していました。
私の好きな女優さんの一人です。
この犯罪サスペンス映画は、アカデミー賞でも、撮影賞、作曲賞、音響編集賞に
ノミネートされていましたが、技術部門の賞は、マッドマックスがほぼ全て持って
いきましたね。
麻薬撲滅が究極の目的ではありますが、コロンビア人がゆるぎない意志で冷酷無比に
犯罪人を追う姿の奥底に隠された気持ちにドラマがあります。
アカデミー賞第88回授賞式
2016.03.01 Tuesday | category:Academy
JUGEMテーマ:映画
アカデミー賞第88回授賞式が行われましたが、今年はブラックアウトが
テーマでしたね。昨年に引き続き、演技部門で黒人俳優が一人もノミネート
されなかったため、会場の外ではプロテストが続いていました。
ノミネートが発表されてからも、スパイク・リー監督をはじめ、有名な黒人俳優が
アカデミー賞授賞式のボイコットを決めたため、司会のクリス・ロックも周りから
圧力を受けたようですが、逆に司会者の特権、オープニングのモノローグで、
思いっきりジョークを交えながら黒人の立場に立った主張を繰り返していました。
皮きりに彼が言った言葉は、別名「ホワイトピープルズ・チョイス・アワード」。
これはアメリカでファン投票による芸能界の人気コンテストに絡めて言ったもので、
プレゼンターを紹介するときにも、エミリー・ブラントとシャーリーズ・セロンの
登場のときには、アカデミーも幅広い人種を採用していますと前置きしてから、
白人と、より白人のという形容詞で表現して、笑いを誘っていました。
でも、ちょっとシリアスだったのは、アカデミー賞が白人寄りだったのは今に
始まったことではなく、昔も黒人のノミネートは限られていた。でも、当時は、
だれが何の賞を受賞するとかいうことよりも、もっと深刻な黒人差別問題が
あったから、誰も話題にもしなかったんだと言っていました。
確かにそうですね。今回、ベスト作品に、ジャーナリストたちがカトリック教会
牧師の闇を暴いた「スポットライト」が、他のお金をかけたスペクタクル映画を
押しのけて選ばれたのも非常に意義のあることだったと思います。
主演男優賞と主演女優賞はゴールデン・グローブと同じ、レオナルド・ディカプリオ
とブリー・ラーソンがそれぞれ受賞し、監督賞は、昨年の「バードマン」に続いて
「蘇りし者」のアレハンドロ・イニャリトゥ監督が手にしましたね。技術部門は、
マッドマックスの天下でした。
助演男優賞は、「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライアンス。舞台出身の
演技派でした。助演女優賞は、お花が咲いたようなドレスを身にまとった
アリシア・ ビカンダ―。
「エクスマキナ」は観たのですが、受賞作の「リリーの全て」は まだ観てないので、
これから観ることにします。
アカデミー賞第88回授賞式が行われましたが、今年はブラックアウトが
テーマでしたね。昨年に引き続き、演技部門で黒人俳優が一人もノミネート
されなかったため、会場の外ではプロテストが続いていました。
ノミネートが発表されてからも、スパイク・リー監督をはじめ、有名な黒人俳優が
アカデミー賞授賞式のボイコットを決めたため、司会のクリス・ロックも周りから
圧力を受けたようですが、逆に司会者の特権、オープニングのモノローグで、
思いっきりジョークを交えながら黒人の立場に立った主張を繰り返していました。
皮きりに彼が言った言葉は、別名「ホワイトピープルズ・チョイス・アワード」。
これはアメリカでファン投票による芸能界の人気コンテストに絡めて言ったもので、
プレゼンターを紹介するときにも、エミリー・ブラントとシャーリーズ・セロンの
登場のときには、アカデミーも幅広い人種を採用していますと前置きしてから、
白人と、より白人のという形容詞で表現して、笑いを誘っていました。
でも、ちょっとシリアスだったのは、アカデミー賞が白人寄りだったのは今に
始まったことではなく、昔も黒人のノミネートは限られていた。でも、当時は、
だれが何の賞を受賞するとかいうことよりも、もっと深刻な黒人差別問題が
あったから、誰も話題にもしなかったんだと言っていました。
確かにそうですね。今回、ベスト作品に、ジャーナリストたちがカトリック教会
牧師の闇を暴いた「スポットライト」が、他のお金をかけたスペクタクル映画を
押しのけて選ばれたのも非常に意義のあることだったと思います。
主演男優賞と主演女優賞はゴールデン・グローブと同じ、レオナルド・ディカプリオ
とブリー・ラーソンがそれぞれ受賞し、監督賞は、昨年の「バードマン」に続いて
「蘇りし者」のアレハンドロ・イニャリトゥ監督が手にしましたね。技術部門は、
マッドマックスの天下でした。
助演男優賞は、「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライアンス。舞台出身の
演技派でした。助演女優賞は、お花が咲いたようなドレスを身にまとった
アリシア・ ビカンダ―。
「エクスマキナ」は観たのですが、受賞作の「リリーの全て」は まだ観てないので、
これから観ることにします。
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