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アカデミー賞授賞式見ましたか?
見てなくても、多分あの騒ぎはニュースで聞かれましたよね。
ウォーレン・ビーティーも封筒を開けたときにおかしいと
思ったみたいで、思わず隣のフェイ・ダナウェイに渡したん
ですよね。ここでもよく見れば、エマ・ストーンの名前が
あったのだから、やっぱりおかしいと気がつくべきでした。
もちろん間違った封筒を渡した人が一番の責任者なんだけど、
もう少し若いプレゼンターだったら、頭の回転が速かった
んじゃないかなと思う次第です。
昨年のミスユニバースの世界大会でも似たようなことが
ありましたよね。一度違う人に王冠をかぶせてから、
実は別の人が選ばれていたという顛末。
今回も、ラ・ラ・ランドのプロデューサーが受賞スピーチ
を行っている途中で発覚しているから、何ともお粗末です。
もう、ここは紳士的に、本当の受賞者を祝福するしかない
ですよね。本命の映画がアナウンスされたために、誰も
疑わなかったことも落とし穴でした。でもこういう時の
人間の感情って、本当にローラーコースターのようだと
思います。当事者の方々、本当に神経疲労、お疲れさまでした。
さてさて、とんだハプニングでしたが、一応以下に今回の
主な受賞者及び作品を挙げておきます。
作品賞:「ムーンライト」
監督賞:デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」
主演男優賞:ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
主演女優賞:エマ・ストーン「ラ・ラ・ランド」
助演男優賞:マハーシャラ・アリ「ムーンライト」
助演女優賞:ビオラ・デイビス「フェンス」
脚本賞:「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
脚色賞:「ムーンライト」
美術賞:「ラ・ラ・ランド」
撮影賞:「ラ・ラ・ランド」
編集賞:「ハクソ―・リッジ」
音響編集賞:「メッセージ」
録音賞:「ハクソ―・リッジ」
作曲賞:「ラ・ラ・ランド」
主題歌賞:"City of Stars"「ラ・ラ・ランド」
長編アニメーション賞:「ズートピア」
外国語映画賞:「セールスマン」
以上で、やっぱり「ラ・ラ・ランド」は14部門での
ノミネートのうち、6部門で最多受賞となりました。
「ハクソ―・リッジ」はアメリカ政府から最高の栄誉を
もらった勇敢な兵士の物語ですが、沖縄戦における
描写の中に日本兵の卑怯なやり口が1シーンあったのと、
ビジュアル的に現実味に欠ける描写が多かったです。
上記に挙がっている作品でまだ私が観てないのは、
「ムーンライト」と「フェンス」と「セールスマン」。
そのうち、DVDが出たら観ようと思っています。
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ラ・ラ・ランドが受賞しまくってます。
9月のベネチア国際映画祭では、エマ・ストーンが女優賞。
同じくトロント国際映画祭ではピープルズ・チョイス賞。
10月のハンプトンズ国際映画祭でも視聴者賞。
11月のハリウッド映画賞では、プロデューサー賞と撮影賞。
12月のニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞。
同じく放送映画批評家協会賞では、作品賞、撮影賞、編集賞、
美術賞、作曲賞に加え、デイミアン・チャゼルが監督賞と脚本賞。
1月のパームスプリング国際映画祭では、バンガード賞。
ゴールデン・グローブ賞でも7部門で受賞。
また、アメリカ製作者組合賞(PGA)も受賞。
全米映画俳優組合賞(SGA)では、エマ・ストーンが主演女優賞。
2月のサンタバーバラ国際映画祭では、ライアン・ゴズリングと
エマ・ストーンがともに優秀演技者賞。
そして、最新ではデイミアン・チャゼルが史上最年少で、
アメリカ監督組合賞(DGA)受賞。
これを受賞した者でオスカーを逃した人は殆どいないと言われる賞。
後は最多14部門にノミネートされたアカデミー賞の発表を待つのみ。
デイミアン・チャゼルの作品で印象的というか、鋭い映画だなと
思ったのは「ウィップラッシュ」。高校時代の自らの経験が元に
なっているという、才能あるドラマーとスパルタ音楽教師の葛藤を
描いた映画。あまりにも残酷で後味はよくなかったけど、人の心の
底にある物をあぶり出すような感じだった。
今回のようなミュージカルは映画界ではとかく軽く見られがち。だから
オスカーで作品賞を受賞した記憶に残る作品も、18年も前の「恋におちた
シェイクスピア」まで遡る。
私は個人的には、"La La Land"の方がずっと好き。だって、夢を追いかける
若者たちのピュアな恋心は、忘れ去っていた胸のときめきを思い出させて
くれるから。あのラストで、「もし〜〜〜たら」の場面が走馬灯のように
駆け巡るシーンは、何とも胸が痛い。
あなたにも過去の人生において、そんな経験ありませんか?
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