パターソンの日常の中に非日常が存在する
2017.08.16 Wednesday | category:Drama
JUGEMテーマ:映画
パターソンのような味わいのある映画が日本で公開されるのは
うれしいですね。ブロックバスターだけでなく、こういった、
言ってみればマイナーだけど、何となく心がほっこりする映画は
好きです。
ジム・ジャームッシュが、ニュージャージー州のパターソン市という
ところで暮らす、これまた街の名前と同じバス運転手の*Paterson"の
ごくごく平凡な日々の、ある1週間を描いたドラマ。
そのバスの運転手役を演じるのは、「スター・ウォーズ」シリーズで、
黒装束にマスクをかぶりライトセーバーを操っていたアダム・ドライバー
なので、そのギャップが面白い。
パターソンは仕事が終わって家に帰ると、夕暮れ時には愛犬のマービンを
散歩がてら、行きつけのバーで1杯ビールを飲む。その間、ブルドックの
マービンは外でじっと待たされる。(まだ映画を観てない方は、ここ重要
なので覚えておいてくださいね。)
家には美しい、お菓子づくりに熱心な若妻ローラがいて、つつましくも
幸せな毎日を過ごしている。ローラを演じるのはイラン出身のゴルシフテ・
ファラハニ。
と、ここまでは平平凡凡に見えるものの、1つだけ非凡な面があった。
それは、パターソンが詩人であったということ。彼は日常の何気ない
1コマ1コマを、まるで抒情詩のようにノートに記録していく。
でも、ある日、悲劇は起きるのでした。この辺りは映画を観てのお楽しみ。
最後の方で、以前にジャームッシュ監督作品に出演したことのある
永瀬正敏が、パターソンと出会う日本人詩人役になっているのがたまりません。
喧噪の毎日の中で過ごしている方には、一服の清涼剤になること間違いなしです。
|
⇒ 管理人 富樫 (09/26)
⇒ tagoo@アクションSF映画予告編まとめ (05/26)
⇒ 紀平 光太 (10/11)
⇒ さし絵テラ (06/03)
⇒ starfield (04/02)
⇒ starfield (02/12)
⇒ starfield (02/05)
⇒ 履歴書 (04/10)
⇒ グッチ ドレス (04/03)
⇒ ブランドコート (03/21)