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「ボーグ9月号」のドキュメンタリーでファッション界のシリアスな面が浮き彫り
JUGEMテーマ:映画

ミカ映画では最近、ファッションデザイナー、「バレンティノ」のドキュメンタリー映画から、シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」や、オドレイ・とトゥの「ココ・アヴァン・シャネル」など、ファッション界の実話を多く取り上げましたが、今日紹介する、「ボーグ9月号」 は、ファッション界で働く人たちののドキュメンタリーを、新たな角度から語っています。

原題は、”September Issue"。このドキュメンタリー映画は、ファッション界を代表する雑誌”Vogue"  が、毎年総力を挙げて取り組む「9月号」編集の模様を描いたものです。とりわけ、この映画の背景になっている、2007年の「9月号」は前代未聞の、厚さ840ページ、重さ約5ポンド(約2、3kg)に及んだ圧巻なのです。

泣く子も黙る、ファッション雑誌「ボーグ」の鬼編集長、Anna Wintourと、その右腕となって活躍するディレクターの Grace Coddington との間の女の戦いが熱く繰り広げられます。有名ファッションデザイナーのコレクションの際は、最前列に座っている、ボブカットの大きなサングラスをかけた女性を探すと、すぐアンナが見つかります。

一方グレースは、元ファッションモデルで、若いときのモデル現役時代の写真と現在の風体には格段の差があるのですが、事故でモデルを続けられなくなり、アート・ディレクターの仕事をすることになりました。でもグレースの洗練された芸術的な感覚は天性のものといえ、モデルではなくむしろ今のディレクターの仕事をするために生まれたのではないかと思えるほど、研ぎ澄まされた美的感覚を持っているのです。

鬼才の編集長アンナも、グレースのそんな天才的感覚を認めてはいるものの、いざ雑誌の編集となると、二人は時として激しくぶつかり合います。でもその結果生み出される最終稿は、二人を軸とするチームの最高傑作となるのです。

| mikaeiga | 01:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
サンクスギビングでご馳走を食べる前にみておく映画は、「フード・インク」
JUGEMテーマ:映画
TSUTAYA online

「フード・インク」
というとても強烈な食肉に関するドキュメンタリー映画をみました。ご飯を食べる直前にはあまり観ないほうがいいでしょう。私は菜食主義者ではないので、この映画をみたからといって、肉類を食べるのをやめることはありませんが、少なくとも自分の肉となり血となってくれる動物たちに感謝の気持ちを持っていただきたいと思います。

アメリカにいても、外食産業の代表格であるハンバーガーはめったなことでは食べませんが、”Food Inc.”をみるとなおさら、食べる気はしなくなります。大量に安値で仕入れるために屠殺される動物たちの待遇はあまりにもひどいです。

殺して食べているのに、哀れみの気持ちを持つのは偽善だと思われるかもしれませんが、安楽死と拷問のような方法で殺されることには大きな違いがあります。言葉は話せなくても同じ生き物です。よく食料品店で売っている鶏肉に、”Free range"と書いてあって少し割高になっているものがありますが、寿司詰め状態で買われている鶏たちと比べれば、少なくとも動物らしい生き方が出来たと判断できます。

アメリカでは豚をペットとして飼っている人もいるので、その人たちは到底豚肉は食べる気がしないでしょう。私にとっては、ウサギがペットの対象に思えるので、食料品店で鶏肉の横にウサギの肉が並んでいると、ちょっとぎょっとします。

生き物には全て魂があります。今日も毎秒数頭ずつの牛や豚が食用に殺されていきます。感謝祭ディナーのメインである七面鳥が全国で何羽殺されるのかわかりませんが、クリスチャンでなくとも、サンクスギビングのテーブルに並んだターキーに感謝の気持ちを込めていただきましょう。
| mikaeiga | 00:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブロードウェイのコーラスラインにかける夢は果てしない
JUGEMテーマ:映画
「コーラスライン」は今やミュージカルの古典になっていますが、初めて舞台を見たときには、本当に感動しました。こんなにドラマのあるミュージカルはないと思いました。それはそうですね。「コーラスライン」そのものが、ミュージカルダンサーのオーディション風景になっているのですから。

Every Little Step"「ブロードウェイ・コーラスラインにかける夢」は、オーディションミュージカルのためのオーディションなのです。「コーラスライン」のリバイバル・ミュージカルに出るためのオーディションを追った、ダンサーのドキュメンタリー映画です。一般募集をしたため、オーディション初日は長蛇の列。その中から踊りでどんどん振るいにかけ、次第に絞り込んで、歌やせりふを個別に聞いていきます。

インタビューするのは、老練のプロデューサーやディレクター。候補者は緊張のきわみです。この映画の中では、時折、オリジナルの”Chorus Line”のシーンが流れ、現在のオーディションシーンとオーバーラップするときがあります。ある男性の長いせりふのオーディションが行われていたとき、一瞬これはオーディションなのか、彼が本当に自分の人生を語っているのか迷ってしまうほど臨場感のある役者がいました。実際彼の演技は審査官を嗚咽させてしまいました。
彼は当然役を勝ち取ります。

主役の女性ダンサー、キャシーの役は予想通り激戦となりましたが、他の役でも、審査官が甲乙つけがたい判断を強いられることが多く、オーディションは数ヶ月に及びます。そんな中で、一人の日本人女性もファイナリストに残っていました。 タカラ・ユカさんです。ユカさんは、インタビューで、もう少しで失業保険が切れるから、この役は絶対に必要なんですと窮状を語っていました。その意気込みで彼女も役を勝ち取りました。

舞台裏に見える数多くの人生。「ブロードウェイコーラスラインにかける夢」には、ドラマが一杯です。 
| mikaeiga | 08:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
「バレンティノ」は華麗なるファッションデザイナーの軌跡
JUGEMテーマ:映画
 
ファッション界という、移り変わりの激しい世界で独自のカラーを打ち出し、数多くのセレブに好かれたバレンティノ。古くは、元アメリカ大統領JFK夫人のジャクリーン・オナシスから、現代では、女優のUma Thurman や、Gwyneth Paltrow 、モデルのClaudia Schifferなどを魅了した、Valentino Garavaniがたどった道をドキュメンタリーで描いた、”Valentino: The Last Emperor"を観ました。

デザイナー人生最後のコレクションに至るまでの製作過程も、舞台裏に入って、スタッフやお針子さんたちとのやり取りの全てを垣間見ることが出来ます。往年のバレンティノは、ただデザインをスケッチするだけ。チーフの縫い手たちが後を引き継ぎます。それでも何回も試着を重ねては改良を施し、完全に納得するまであきらめないバレンティノ。特に赤いドレスにはひときわ執着がありました。

そして引退を決意したValentinoの最後のショーには、吹き抜けの壁一面に取り付けられたマネキンに、過去45年間の思い出のドレスが飾られ、イタリアのコロシアムの前で華やかな幕を閉じるのです。デザイナーフレンドの、Giorgio Armaniも来ていました。

最後に御礼のメッセージを語るValentinoは涙にむせんでいました。そして長年バレンティノを支えてきた、ビジネスパートナーであり、最大の親友である、Giancarlo Giammettiにもお礼の言葉を忘れませんでした。Giancarloは言っていました。僕がバレンティノに会わない日は1年で1日か2日しかないと。大物の活躍の陰には必ず支える者がいるのですね。


| mikaeiga | 06:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
「プラネット・アース」の映画版「アース」で自然界のおきてを再確認
 
JUGEMテーマ:映画

Planet Earth "がテレビのドキュメンタリーシリーズで放映されたときは、反響を呼び、エミー賞も受賞していましたが、今回凝縮したものを映画にした、”Earth"のDVDを観て、再び自然の偉大さと脅威を感じました。

コンパクトにまとめてあり、時系列で主な動物の生態を追っているので、とても見やすくなっています。また家族で観られるように、あまり弱肉強食の生々しいシーンは削ってあります。でも、これが自然のルールなんですね。

白熊の父親が、勝てる相手ではないとどをめがけて格闘し、とうとうあきらめて横たわるシーンには、人生のペーソスが漂います。親鯨が子鯨を挟んで泳いだり、大人の像が赤ちゃん像を真ん中にして、ライオンから子供を守るシーンには、親子の愛情がほとばしっています。

語りは、ベテランのジェームズ・アール・ジョーンズ が行っていて、耳に心地よいです。この映画は、大自然を賛美するとともに、「不都合な真実 」にあるように、人間がどれだけこの自然を狂わせているかという事実に再度目を向けさせてくれます。

| mikaeiga | 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
「アメリカン・ティーン」に見る原題のアメリカの高校生の生の姿
JUGEMテーマ:映画
アメリカン・ティーン」は、インディアナ州の、保守的な小さな街にある高校生の最終学年の様子をドキュメンタリーで描いた映画です。昨年息子を大学に送り出した親としては、実に現実的な高校生の実態を見る思いでした。

American Teen”を撮影するに当たって、現代の高校生の代表的なカラーが出る人物を選ぶ必要がありました。監督は見事に数人の高校生にスポットを当て、10ヶ月に渡り、彼らの生活の表と裏を撮り続けたのです。この映画が、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門で監督賞を取ったのがわかります。

「アメリカン・ティーン」には、ポピュラーガールもいれば、クールボーイにナードまでいます。家庭環境にも恵まれ、成績もそこそこによい女の子にも悩みはあります。初恋に敗れ、登校拒否を続けた女の子にも春はやってきます。

バスケットボールで地元の期待がかかるだけでなく、大学入学にも影響する試合にプレッシャーが高まる男子生徒。自他共に認めるオタクで、人付き合いがまずいのに、何とかガールフレンドを獲得しようと必死に努力するナードの少年。

それぞれの状況を抱え、高校生最後の年を有意義に、そして未来に向けて自分を確立しようと、一生懸命な高校生を見ていると、自分の子どもも、心の中でさぞかしいろんな格闘があったことだろうと、1年前を振り返っていました。

| mikaeiga | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
アメリカの捕虜虐待ドキュメンタリー映画
JUGEMテーマ:映画
 
アメリカの大統領選挙まで、後数日。昨日もオバマ陣営は、最後の追い込みに、ゴールデンタイムの30分もの時間を買い取って、大手ネットワークの全てで特別番組を流していました。最初からイラク戦争に反対していたオバマ候補の優勢が伝えられていますが、気は抜けません。

少し前に、この泥沼化してしまったイラク戦争での捕虜の取り扱いをめぐって、アフガニスタンの捕虜収容所で起きた、致死事件を焦点に、関係者からの証言を盛り込んだドキュメンタリー映画のDVDが出ました。

タイトルは、"Taxi to the Dark Side” かなり評価の高い映画です。どうしてタクシーかというと、無実の罪を晴らすこともなく、長時間両手をつるされて死んでしまったアフガニスタン人がタクシーの運転手さんだったんです。自らのドライブ先は暗黒の世界だったというわけですね。頭に被り物をつけ、独房で両手をつるされていた映像や、裸で廊下に並ばされている姿はニュースでも流れました。

でも、DVDの中では、一般のニュースでは報道の限界だった映像も含まれています。私は犬好きですが、猟犬タイプの犬に、目の前で歯をむき出しにして吠え続けられれば、神経がなえます。数年前にこの虐待に絡んだ兵士たちは裁かれていますが、上層部の責任がどこまで追及されたかうやむやです。

この映画には、ブッシュ大統領や、チェイニー副大統領の実写をはじめ、調査をした軍の関係者や、それを分析して考える専門家の大学教授やらの生々しい証言が多数あります。テロを防ぐためという錦の御旗を掲げても、人道的に許されないことがたくさんあります。第2次大戦のときも、勝ち組のアメリカは、国際法を破っていても裁かれませんでしたからね。

シビアなテーマになってしまいました。ちょっとハロウィーンのダークサイドを追いすぎたかな。次回は明るい話題を探そうと思います。


| mikaeiga | 06:54 | comments(0) | trackbacks(1) |
世紀の綱渡り師 ”Man on Wire”
JUGEMテーマ:映画




実在のスパイダーマンのことはご存知ですね。フランス人のAlain Robertという人で、まだ現役で世間を騒がせてくれています。最近記憶に新しいところでは、ニューヨークのマンハッタンで、52階建てのビルのよじ登り、登りきったところをあえなく御用になりました。でも聞くところによると、前日の早朝というか真夜中に練習でちょっと上ってたそうです。ニューヨークだから誰か起きてますよね。誰も気がつかなかったのか、気がついても通報しなかったのか、とにかくかなりショー化しています。

今回私が、久々に劇場で見たのは、”Man on Wire”つまり、ワイヤーの1本の線に乗った人、「綱渡り師」のドキュメンタリーなんです。解説の部分で、当の本人、フィリップが出てきて、当時の模様を話していますが、もうおじいさんに近いです。それもそのはず、この出来事は1974年の起きたことで、今回当時を振り返って映画化されました。

それにしても何でまたフランス人なんでしょうね。そういうお国柄なんでしょうか?ともかく、彼がやってのけたのは、今は亡き、World Trade CenterのTwin Towerを針金でつないで、その上を綱渡りしたんです。そんな発想をすること自体信じられませんが、実際に完遂したことは奇跡に近いです。これには本人の技術もさることながら、数人のグループによる実に綿密な計画が必要でした。

実行犯の中には、その後二度とアメリカの土を踏むことができなくなった人もいます。アメリカ時間の今日9月11日は、折りしも、あの悪夢のような出来事が起こった日です。飛行機がビルに突っ込んだ時間には黙祷があり、現場となった各地では慰霊祭が行われました。今もまだ生々しく記憶に残る、ワールド・トレード・センターのツインタワーが土煙と炎を上げて崩れ去る様子。お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


Man on Wire (Ws Sub)
| mikaeiga | 05:53 | comments(0) | trackbacks(5) |
健康保険のドキュメンタリー映画
JUGEMテーマ:映画


アメリカ・ワシントン州の自然災害ニュースは伝わってますか?今週の月曜日の朝、起きて地下へ行こうとしたら、2〜3cmの水浸しになっていることが分かりました。先週末降り続いた雨で、地下水が飽和状態になり、浸水してしまったのです。でも南部のひどい地域では、街全体が水没し、そこを通る高速道路も閉鎖状態です。隣街でも、水かさが急上昇した小川が家を貫通し、その下にある高校も、洪水状態になりました。

我が家は、保険の適用にもならないほどの被害ですみましたが、家や職場をなくした方は、本当に気の毒です。さて、今日は、この保険の話。といっても健康保険のほうです。アメリカで、保険がなく、怪我や病気をすると、莫大な費用がかかります。普通は、正社員の場合、会社が保険に入ってくれますが、自営業の人は、毎月かなりの保険料を払っています。それが払えなくて、保険がないため、命を落とす人もたくさんいます。

そんな矛盾をドキュメンタリーに描いたのが、例の「911」で有名なMichael Moore監督。原題は、”SICKO"。病気のシックから来ていて、病的な人、物を指しますが、これをカタカナで表記すると、日本語では別の意味になってしまいますね。ともかく、アメリカの保険制度がいかに問題であるかを、イギリスやフランス、カナダに暮らす人たちとの比較でレポートしています。

私がびっくりしたのは、あの悪名高いカストロのいるキューバのほうが、一般庶民の病気を、差別することなく丁寧に診てくれるということ。「911」でボランティア活動に当たって体を壊し、その後適切な治療が受けられないでいる人がいるというのは、理解に苦しみます。戦争に行って怪我をして入った病院の衛生状態がなっていなかったことも、この間明るみに出ました。

つまり、マイケル・ムーア氏は、保険会社が利益を優先するあまり、国民のための保険制度がないがしろになっているということ。その裏にはもちろん、政治家との癒着もあるのでしょう。現在大統領候補のヒラリー・クリントンがファースト・レディー時代に取り組もうとした、国民皆保険制度。当時の政権下では実現なりませんでしたが、もし彼女が大統領に選ばれたら、ぜひとも成功させてほしいものです。



| mikaeiga | 09:43 | comments(0) | trackbacks(11) |
ノーベル賞平和賞
アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が、"An Inconvenient Truth"で、ノーベル平和賞を受賞しましたね。うれしい限りです。アメリカ人の平和賞受賞で記憶に残るのは、元大統領のカーター氏。日本人では、かなり古くなりますが、元首相の故佐藤栄作氏。いずれも政治家ですね。でも今回の受賞は、政治的な枠組みを超えた、地球規模のリサーチと、普及活動が実ったもので、非常に意義のある受賞だと思います。

でも、常に反対派はいるもので、地元ワシントン州でも、内容に偏りがあるとかで、一部の学校で上映を見合わせたり、イギリスでも、政治色が強いとか、科学的根拠にかけるとかで裁判沙汰になり、裁判所でも、映画の中に9つの誤りを確認したり、否定的な向きもあります。私に言わせると、反対の声を挙げている人のほうが、政治的に利用しているのではないかと疑いたくなります。

この映画が投げかけているもっとも大切な趣旨は、皆が、地球上に住む私たち一人一人が、今危機感を持たなければ、子どもたちに将来はないということです。「赤信号、皆でわたれば怖くない。」といった感覚を捨て去り、今は結果がすぐに見えなくても、未来のために、毎日の身の回りの生活の中で何ができるかという使命感を持つことができれば十分なのです。

映画は、動画のインパクトがありますが、本でもカラー写真を多く掲載してわかりやすくまとめてありますので、「不都合な真実」を一度手にとって見られるといいとおもいます。私は今でも思います。もしゴア氏が大統領になっていたら、この7年間、アメリカはもっといい国になっていたのではないかと。


| mikaeiga | 09:08 | comments(0) | trackbacks(2) |

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